制作・出演 : チョン・キョン=ファ
チョン・キョン=ファによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲から、2度目の録音となった1989年のライヴ音源をHQCD化。起伏の大きな作りや、強めのアクセントなど、感情移入の激しいチョン・キョン=ファの演奏が楽しめる。
ヴァイオリンのチョン・キョン=ファ、チェロのトルトゥリエは、ともにプレヴィンの指揮の下、ソリストとしてもオーケストラとしても共演している。息の合った3人の心の交流が随所に感じられる室内音楽が収められている。
チョン・キョンファを中心に、姉のミュンファ、弟のミュンフンの3姉弟による、新旧ピアノ三重奏の名作のカプリング。どっしりとしたミュンフンのピアノと、阿吽の呼吸のミュンファに支えられ、キョンファのヴァイオリンが歌う。
寝る前のひとときを心身ともにリラックスして過ごすための、アロマ・テラピー効果のあるクラシック・コンピ。ドビュッシー「月の光」など、とりわけ美しく夢幻的な曲が選ばれており、演奏も一流を揃えた贅沢な一枚。
チョン・キョンファが初めてブラームスを取り上げたとして、非常に話題となった録音。それまでのキョンファと違い、禁欲的ともいうべき演奏で、ブラームスと一体となり、深奥に分け入った名演となっている。
ラトルの古楽奏法を踏まえた、実にスリリングなベートーヴェンとして大きな話題となったアルバム。チョン・キョン=ファ初のブラームスの協奏曲という願ってもないカップリングもうれしい。
チョン・キョン=ファの個性が際立った「四季」。モダン楽器の特性を十分に活かした美しい演奏が楽しめる。彼女の高度なテクニックに裏付けされた表情豊かなサウンドはロマンティックでもある。
チョン・キョン=ファの2枚目の小品集。快刀乱麻を断つというものもあれば、作品と遊んでいるというものまで、チョン・キョン=ファの変幻自在な演奏ぶりが堪能できる。小品を聴く楽しみが満喫できる一枚だ。