制作・出演 : ハロルド・メイバーン・トリオ
ハード・バップ・ピアノの名手、ハロルド・メイバーンが78年に残した希少盤。初CD化。原盤はTridentという超マイナー・レーベル。1、5曲目はプロデューサーのキーノ・デュークの作曲、ほかはメイバーンの曲だ。2曲でキーボードを弾く。ノリのいい快演集だ。
前作『ファンタジー』に続く、ハロルド・メイバーン・トリオのアルバム。本作は、数多くの素晴らしいスタンダード・ソングを作曲した偉大なる作曲家、ハロルド・アーレンの曲を特集した注目作だ。
2005年は作曲家ハロルド・アーレンの生誕100周年。本作はメイバーンからの提案で生まれたアーレン曲集である。スタンダードの名曲の数々がメイバーンの強烈な個性、独特のダイナミックなピアノ・スタイルで演奏されていて、どの演奏にも彼の熱いハートがはじけている。
前作『ドント・ノー・ホワイ』のヒットから1年2ヵ月ぶりのアルバム。メイバーンの新曲2曲に、アース・ウインド&ファイヤーのヒット曲やダニー・ハサウェイの名曲のカヴァーなど、強力な内容。
前作『ドント・ノー・ホワイ』のヒットから1年2ヵ月ぶりのアルバム。メイバーンの新曲2曲に、アース・ウインド&ファイヤーのヒット曲やダニー・ハサウェイの名曲のカヴァーなど、強力な内容。
メイバーンと言えばブルージーなタッチに個性を発揮するピアニストだが、この作品ではそれ以上に美しいメロディ・ラインを強調したプレイが印象的。意表をつくEW&Fの(5)やジャズ・ロックの(6)でもいい味を示し、ご機嫌なトリオ作品に仕上がった。
射殺される直前までリー・モーガンと共演、近年はエリック・アレキサンダーの師匠としても知られるメイバーン。このアルバムではノラ・ジョーンズの大ヒットで知られる表題曲をはじめ、バラエティに富んだ選曲で普段通りのエネルギッシュな演奏を披露している。
名ピアニスト、ハロルド・メイバーンの最高傑作との呼び声も高い名盤。スウィング感、グルーヴ感など、メイバーンならではの魅力あふれるプレイが随所で聴かれ、最後までリスナーを離さない。