制作・出演 : ピーター・バーンスタイン
おなじみビル・チャーラップによる2010年のトリオ作品。本作はギターとベースを従えた旧式ピアノ・トリオであり、スリルこそ無いがスタンダードを素材としたメロディ重視の演奏が存分に堪能できる。
これぞテナー・サックスによる伝統的ジャズ・バラードの世界。切々とメロディを歌い上げるプレイに胸が熱くなる。「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」はラテン風ミディアム・ファーストで演奏しているところが新味。ギターのP.バーンスタインも好演
6月にリリースしたベスト盤も好調な矢野沙織の、オリジナル・アルバム第5弾。ロニー・スミス(ハモンドオルガン)、ピーター・バーンスタイン(G)、ウイス・ナッシュ(Dr)との共演で、「ダニー・ボーイ」「星に願いを」他のスタンダード曲、ユーミンの「ベルベット・イースター」、オリジナル曲(5曲)を収録。
エリック・アレキサンダーの好敵手と目されるカナダ出身のテナー奏者の新レーベル移籍第1弾。ソニー・ロリンズを思わせる逞しい音色とフレーズが、この人の持ち味。ギターのバーンスタインもソロイストとして大活躍。親しみやすい選曲で初心者も気軽に聴ける一枚だ。
2003年のリー・モーガン・トリビュートに続くは、ファンキー・チューンを中心にした胸のすく快作。小賢しいことをやるより、こうして一気呵成にはじけるのがカイザーにはぴったりお似合いだ。表題曲はなんとドラムスとのデュオ。オルガンのテイストも当意即妙。
NYを拠点に活動するエミー・マイケルマン(vo)と高梨学(b)によるフュージョン・グループ。ポップな聴きやすいメロディと高度な演奏技術の同居。ゲストにピーター・バーンスタイン、マイク・ルドーン、高内春彦など地元NY人脈が参加している。
自作3曲以外はリー・モーガンがらみの曲を演奏しているワン・ホーン・カルテット作。バックは通常のピアノ・トリオではなく、オルガン奏者サム・ヤエルとギターのピーター・バーンスタイン&ドラマーという意表をついたトリオ。小気味のいい新感覚のハード・バップ。