制作・出演 : ファブリッツィオ・ボッソ
イタリアから世界に飛び出した人気ジャズ・クインテットによる、ブルーノート・レーベルからの2作目のスタジオ録音。演奏曲は、ホレス・シルヴァーやリー・モーガンのペンによる往年の名曲や秀逸なオリジナル曲。卓越したソロ、躍動する、生気に満ちたリズム。現代にハード・バップの真髄を蘇生させた快心作。★
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株式会社ポニーキャニオン近年はクラブ・ジャズ方面でも活躍するイタリア人トランペッター、ボッソ。タイトルからしてハード・バップ目白押しかと思いきや、「アップ・ジャンプド・スプリング」のようなメロウな名曲や、いたってクールな「ア・ナイト・イン・チュニジア」、歌うように吹くサッチモの「ドゥー・ユー・ノウ・ホワット・イット・ミーンズ・トゥ・ミス・ニューオリンズ」など、かなり豊富なメニューでもてなしてくれる。
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株式会社ポニーキャニオンイタリア人特有のおおらかさとでもいえばいいだろうか。20歳の新人サックス奏者、チガリーニがこのデビュー作で早くも独特の個性を発揮してみせる。陽気でどこか物悲しい。豪快に響くストレートアヘッドなプレイの中でこの感性がきらりと光る。
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ユニバーサルミュージックイタリア・ジャズ界が誇るトランぺッターとアルゼンチン出身のジロットのコラボ・ラテン作。高速ハイ・ノートヒッターぶりが絶好調で冒頭から圧倒。ジロットは5曲を提供、まろやかさで相対し深みを加え、殊にハイ・テンポ3拍子の「エル・カセロラーソ」は秀逸で本作のキーマン。★
ブルーノート移籍第1作が話題を呼んだ、イタリアのジャズ・グループの来日公演の模様を収めたライヴ盤。ジャズの歴史で連綿と受け継がれてきたスピリットを体現するかのような、しかも現代の息吹も充満する、溌剌とした演奏。ハイ・レベルな演奏力にも注目。★
京都在住の日本人トロンボーン奏者トミーがローマで録音したセカンド・アルバム。話題のファブリツィオ・ボッソをはじめイタリアの腕利きたちと共演した。1、5、8、10曲目はトミーの自作。トミーは歌心があふれる、エモーショナルで力強い演奏を聴かせる。
ケニー・バレルやボビー・ティモンズなどのカヴァーに加え、オリジナルも多数披露された、2008年1月発表のアルバム。バップやボサ・ノヴァ、ジャズ・ロックなど幅広いアレンジで、実力派揃いの豪華メンバーによる演奏が楽しめる。
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キングレコード株式会社母国イタリアではアルバム・チャート1位を獲得した2006年作。凄みが利き、色気もあるヴォーカルは魅力的で、生楽器のコンボによるダンサブルな音もいい。ファブリッツィオ・ボッソのフリューゲル・ホーンのソロがスタイリッシュな雰囲気を際立たせる「ディス・イズ・ホワット・ユー・アー」を筆頭に粒揃い。
イタリア・ジャズ界注目のトランぺッター、ファブリッツィオ・ボッソのストリングスとの共演盤。確かなテクニックとその音色が大物の登場を予感させる。「ユーヴ・チェンジド」のムーディなダイアン・リーヴス、「夏」でのカンマリエーレの渋いヴォーカルなどもあり、濃い内容となっている。