制作・出演 : フェイス・ヒル
美貌と実力を兼ね備えたアメリカを代表する歌手、フェイス・ヒル、3年ぶりのアルバム。カントリー色滲ませた、懐かしさすら感じるフォーク/ロック調のサウンドと、女性らしい柔らかさの中に芯の強さを秘めた歌声がマッチした、聴き応え十分の充実作。
大ヒット最新アルバム『クライ』からの2ndシングルは、2003年ディズニー超大型映画『リロ&スティッチ』のイメージ・ソング。“かけがえのない家族の絆”に満ちたヒューマンなナンバー。
洋楽ながらタイトル・ナンバーはドラマの主題歌にもなり、このアルバム自体もヒット作になった。もともとはカントリーやゴスペルのシンガーでその香りもほのかにするが、もっと幅広いポピュラー・ミュージックととらえていいアルバムだ。
2000年グラミー賞最多3部門を受賞したフェイス・ヒルのシングル。『タイタニック』に匹敵するスペタクル・ロマン映画『パール・ハーバー』の主題歌という強力タイアップ。
昨年11月に発売以来、400万枚のセールスを記録したフェイス・ヒルの最新作『ブリーズ』。本作はそのアルバムに過去のヒット・ナンバーとリミックスをプラスしたスペシャル盤である。
全米初登場1位を記録した美人ポップ・カントリー歌手の新作。カントリー色は薄めだが、ポップス/ロック色の濃い楽曲と伸びやかな張りのある歌声で、万人が楽しめる内容となっている。夫君のティム・マッグロウとデュエットしたバラード(6)が絶品。★
全米アルバム・チャート初登場1位に輝いた大ヒット・アルバムからのファースト・シングル。テレビ朝日系『サンデージャングル』のエンディング・テーマになっているタイトル・チューンは、さすがにいい曲だ。ほか2曲も、彼女の多彩な魅力が表現されている。
『ラヴ・ウィル・オールウェイズ・ウィン』からのシングルは「スキヤキ」を彷彿させるサビ・メロが印象的なカントリー・フレイヴァーのミディアム・ポップス。(2)はシェリル・クロウ作のアーシーなスロー・バラード。映画『プラティカル・マジック』挿入歌。
通算3作目で日本デビュー盤。全曲でフィドルが使われる点はカントリーだが、印象はより広範な意味でのポップスという、現在アメリカで主流のひとつとなっている音。張りのある声は音楽によく合っている。R&B風の(10)ものびのびと歌い、いい仕上がり。