制作・出演 : フォーレ
2002年、コダーイの無伴奏を圧倒的な迫力で録音したカンタが、今回は名曲アルバムを収録。会場は同じ根上総合文化会館だ。ぜひSA-CDマルチで聴いてほしい。彼の音色が、いかに豊かで深々としているかがわかる。チェロ・ファンなら絶対に聴き逃せない。
手軽に本格的なクラシックが楽しめる“500円クラシック”シリーズの一枚。本作では、フランス近代音楽の先駆け的存在であるフォーレを収録。有名な「夢のあとに」やパヴァーヌ、レクイエムなど、美の極致的旋律が味わえる。
「琥珀色のラヴリー・ヴォイス」と呼ばれたフォン・シュターデ全盛期の録音。知的で豊かな表現力で、オペラはもちろん歌曲の演奏でも高い評価を得ている。本作のフォーレも、彼女の力量が存分に発揮された一枚だ。
最高の音で楽しむために!
フォーレ初期の親しみやすい名作と、レクイエムと同じ時期に書かれた中期の傑作を収録。ピアノのコラールを中心に、フランスの若手で固めたメンバーによる、清新なロマンティシズムと力強さが一体となった演奏が素晴らしい。
フランスの若手演奏家が集って完成させた、フォーレの室内楽全集からの分売。第4巻は、長い年月をかけて完成させた第1番と、晩年の傑作第2番を収録。本作では、パレナンSQの存在感が断然に光っている。
北欧のトップ・スター、シセルのクラシカル・アルバム。(1)〜(4)では、ピュア・クラシック歌手としての実力を披露。これが実に素晴らしい。(5)からは少しポップな印象となるが、全体にアコースティックな色彩で統一されており、ナチュラルな声の魅力が際立つ一枚。
フォーレの音楽は、濃厚にやられてもバリッとやられても具合が悪い。さりとてボンヤリとされても困る。そのモデラートな匙加減が難しい。プラッソンの演奏は、無用なテンションや思い入れを排し、自然なさりげなさのうちに音楽の美しさを表わしている。
制作・出演
アリックス・ブルボン・ヴォーカル・アンサンブル / トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 / ニコライ・ゲッダ / パトリシア・ナグル / フォーレ / フレデリカ・フォン・シュターデ / ミシェル・プラッソン / ヴィクトル・ユゴー劇付随音楽を中心にフォーレの書いた舞台音楽が収められている(有名な「シシリエンヌ」や「パヴァーヌ」も含まれる)。アルカイックな味わいのあるこれらの作品で、プラッソン&トゥールーズ・カピトール国立管が気品のある美しい演奏を繰り広げている。
バレンボイムが、パリ管と録音した2枚目のアルバム。遅めのテンポでゆったりと大きなスケール感を持った美しい演奏。カップリング曲に、オーケストラ・コーラス版という珍しい「パヴァーヌ」が楽しい。