制作・出演 : フランス・ホーヴァン
EJTは繊細でリリカルなプレイのピアニスト、マーク・V.ローンを中心に人気が高い。本作品はショパンのベスト盤である。さまざまなジャンルでジャズを手がけている彼らの演奏で最も親しみやすいのはクラシックだ。このアルバムでは馴染みの名作のメロディをナチュラルに美しく聴かせてくれる。
結成20年を迎えるEJTによる日本の名曲集。「赤とんぼ」から、定番「いとしのエリー」「千の風になって」まで幅広い選曲。日本人が聴くよりも海外の日本の歌を知らない人に聴いてもらいたいと感じる良さがある。「与作」をベース・ソロから始める解釈は渋い。
マーク・ヴァン・ローンがピアニストとして加入した95年以降の録音から26曲をピックアップしたコンピレーション盤。1枚目は「ドント・ノウ・ホワイ」「スウェーデンの城」「フラジャイル」などを含むポップ・スタンダード編。2枚目はジャズ・スタンダード編。
ヒット企画の第2弾、2CDである。7つのアルバムから厳選された28曲、いずれもクラシックの名曲が下敷きで、このグループらしく上品で格調高い演奏が展開されている。素材はクラシックでも巧みな編曲により彼ら独自のジャズの世界が広がって、飽きさせない。
ヨーロピアン・ジャズ・トリオのクラシック音楽集。このトリオはクラシック曲を何度も取りあげており、今回も実に自然体の演奏を聴かせている。ラヴェルのタイトル曲のほか3曲でタイス・ヴァン・レア(fl)がゲスト参加。優雅なクラシカルな響きを奏でる。
自分のサウンドやイメージを確立するのは簡単そうに見えてとても難しい。その高いハードルをこのトリオは作品を重ねることでクリアしてきた。極論すれば、どのアルバムを聴いても大きな違いはない。しかし、それでも新作が聴きたくなるのが彼らだ。
日本で絶大な人気を誇るオランダのジャズ・トリオがリリースした14枚のアルバムから、ヨーロッパの微風を運んでくる珠玉の名作をピップアップしたゴージャスなコンピ。透明感のある美しいピアノの調べと、心地よいスウィング感が優雅なひと時を約束する。