制作・出演 : フリードリヒ・グルダ
シューマン:リーダークライス 作品39 幻想小曲集 作品12シューマン:リーダークライス 作品39 幻想小曲集 作品12
歌とピアノと二つの曲集をカップリングしている。「リーダークライス」は掛け値なしの傑作。「幻想小曲集」もシューマンらしいファンタジックな名作。グルダの読みの深さが実感できる逸品だ。ソプラノは当時のグルダ夫人。
シューベルト:即興曲集 作品90/楽興の時 グルダ:ゴロヴィンの森の物語シューベルト:即興曲集 作品90/楽興の時 グルダ:ゴロヴィンの森の物語
亡くなる1年ほど前に、自宅のスタジオで収録した、グルダ最後の録音をHQCD化。同郷のシューベルトとJ.シュトラウスに思いを寄せたアルバムとなっている。親密で、しみじみとしたグルダのモノローグ。
グルダ・プレイズ・ショパングルダ・プレイズ・ショパン
鋭敏な感覚で綴られた前奏曲、豊かな表情のバラードなど、20代の演奏とは思えない完成度を持つ。自在な表情を加えた協奏曲1番の即興性にも耳目をひかれる。珍しいレパートリーながら孤高のピアニストらしい反骨精神に富んだユニークな表現と言ってよい。
フリードリヒ・グルダ/モーツァルト・アーカイヴ完全版フリードリヒ・グルダ/モーツァルト・アーカイヴ完全版
驚きと好評をもって迎えられた『モーツァルト・アーカイヴ』2組をまとめたセット。ボーナスCDは、1956年録音のK.455(初リリース)から、78年録音のK.332へと至る、グルダのモーツァルト史ダイジェスト的な意味が込められている。息子パウルによるライナーが、このあたりを詳細に語って興味深い。