制作・出演 : ブロッサム・ディアリー
ブロードウェイ・ヒット・ソングズブロードウェイ・ヒット・ソングズ
パリ仕込みのコケティッシュさがもて囃された50〜60年代のジャズ・シンガー。名前からしてアイドル系、この声に当時ハマった人もいたものですねえ。とはいっても、スタンダードではなく通好みのブロードウェイ・ヒット曲ばかりを歌っているのは立派だ。
ブロッサム・ディアリー+3ブロッサム・ディアリー+3
風邪をひいたような独特の歌声と、意外に乗りの良いピアノを聴けば、すぐにジャケット写真が目に浮かぶはず。ハーブ・エリスとレイ・ブラウンの二人の名手を配し((17)を除く)、典雅に伸び伸びと。バラードの不気味な魅力は聴けば聴くほど引き込まれる。
ワンス・アポン・ナ・サマータイムワンス・アポン・ナ・サマータイム
コケティッシュな声が魅力の個性派シンガー、ブロッサム・ディアリー。JAZZとして捉えると好き嫌いのハッキリするところであろうが、今の時代にはとても新鮮にマッチする。日本のみCD化された本作は58年に録音された。ヴァーヴ後期の一大傑作。