制作・出演 : エド・シグペン
オスカー・ピーターソン亡き後、カナダを代表するベテラン・ピアニスト、オリバー・ジョーンズが遂に本邦デビュー! 今年82歳を迎えるカナダ出身のピアニスト、オリバー・ジョーンズがこれまで残した20数枚のアルバムの中から 敬愛する同郷の先輩であり友人だったオスカー・ピーターソン所縁の演奏をセレクト。 レイ・ブラウン、エド・シグペン、ハーブ・エリスなどピーターソン・ファミリーと共に年齢を積み重ねた 彼のいぶし銀プレイと華麗なタッチが堪能出来るピアノ・ファン必聴アルバム! 日本編集盤。 「オリバー・ジョーンズの才能は決して見過ごされるべきものではない。 彼のピアノ教師であり私の姉でもあるデイジーの強い勧めで初めて彼の演奏を聴いた時から変わらない、 彼の作り出す想像力に富んだストライド演奏。それですら、音楽の天才であるオリバー・ジョーンズの 魅力のほんの入り口でしかないのだ。」 ・・・オスカー・ピーターソン オリバー・ジョーンズ。カナダを代表する人気ジャズ・ピアニストにして、 カナダのグラミー賞とも言える栄光のJuno Awardを2度獲得(1986年・2009年)、その他にも50を超える受賞歴を誇る、 カナダ・ジャズ界の顔とも言える大ベテラン(1934年9月モントリオール生まれ)。その彼が齢80を超え、リーダー歴も 35年になろうと言う今日迄、我が国で本格的に紹介されることが無かったとはかなりな驚きの事実なのだが、 実際そういうことなのだ。しかし今回、日本独自編集と言う形で、この名匠のこれ迄のキャリア、 その卓越した力量等が初めて明らかになるのは、ファンにとっても喜ばしいことだろう。・・・小西啓一(ライナーより)
ケニー・ドリューがビッグバンドと共演した珍しいライヴ作。アーニー・ウィルキンス率いるオールモスト・ビッグバンドにドリューが参加する形で実現した。米国、欧州の名手たちが熱演を聴かせる。ドリューのソロが聴けるパートは少ないがさすがの存在感だ。
85年に『スイングジャーナル』誌が行なったファン・リクエストの上位10曲を新録したスタンダード・ナンバー集。ペデルセン、シグペンの好サポートを得て、円熟のプレイを聴かせてくれる人気盤。
ヴァーヴ時代に吹き込まれた2枚のガーシュウィン作品集がまとめて聴ける全24曲。曲芸のごときテクニックはここでは控えめで、端正かつスマートな名曲たちを愛でるように綴っていく。企画ものにありがちな浅薄さがなく、むしろお気に入りの小品集といった趣。バーニー・ケッセル(g)が加わる後半は、スウィング感十分のモノラル録音。