制作・出演 : マーク・ジョンソン
ヴォーカルにスポットをあてた前年の作品でも取り上げた「デサフィナード」などのスタンダードを、今度はピアノ・トリオで収録した2009年作品。ニューヨークに移ってから顕著になった骨太な演奏が本作でも遺憾なく発揮されている。
名盤シリーズ“JAZZ the BEST”日本人アーティスト編。GRP初のインターナショナル・アーティストとなった女性ピアニスト、木住野佳子のデビュー盤。女性らしい繊細なピアノ・タッチと叙情的な演奏が魅力だ。
ファリナッチのイメージを変えるような内容が心地よい。スタンダードからタンゴ、ボサ・ノヴァ、イタリア歌劇、ブルガリア聖歌、そして「崖の上のポニョ」まで、彼が哀愁漂うトランペットで切々とフレーズを綴る。豪華な共演陣もその演奏に花を添える。
PJBトリオのアルバム。選曲がとても良い。聴きどころはこのグループのハーモニー・センスの優れたところだろうか。(4)は原曲のフレーズを生かした好演。エンリコの美しいピアノ、そしてマーク・ジョンソンの歯切れのよいベースも印象に残っている。
タイムレス・レーベルの中でもダントツの人気を誇るジャズ・ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ。1984年、ニューヨークを代表する2人の名プレイヤーとともにイタリアで録音された名盤。
ベース・ディザイアーズのリーダーとして知られる人気ベーシストによる、18年ぶりとなるECM録音作。公私にわたるパートナー、イリアーヌをはじめ、NYシーンの精鋭たちが集まったクインテットで、ジョン・スコフィールドの参加も話題だ。
脳動脈癌による記憶喪失で一時再起不能といわれながら復活した、超絶テクニックのジャズ・ギターの神様、パット・マルティーノの94年録音作。《キング・ベーシック・ジャズ・コレクション》の1枚。
初のベスト・セレクション盤。本人自身が伸びやかで優雅なタッチの音色に酔いしれ楽しんでいるようで、それがとても聴き心地よい。さらに自作の(1)(6)(9)(10)(13)(14)では力強く大胆なきっぷの良さを際立たせている。そんな贅沢な聴き比べもできるセンスのいい構成である。