制作・出演 : ミッシャ・マイスキー
歌曲のチェロ編曲版で、“ソングズ・ウィズアウト・ワーズ・シリーズ”のフランス歌曲編。歌心あふれるマイスキーならではの繊細で豊かな表情を持って、フランス歌曲の魅力と本質を見事に描き出している。
暗い抒情に彩られた第1番と、円熟の技をみせる第2番に、マイスキー自身の編曲版歌曲を加えたブラームスらしさが充満している1枚。思い入れたっぷりのマイスキーの演奏が心に迫る。
サン=サーンスの主要なチェロ作品をまとめたアルバム。いずれもサン=サーンスの叙情的で洒落た味わいのある名品ばかりだ。マイスキーのたっぷりとした歌わせ方が、それぞれの作品の魅力を際立たせている。
マイスキーが愛妻ケイに捧げた小品集。抒情的でロマンティックな名曲を集め、その多くを自ら編曲している。豊かな歌ごころにあふれた演奏で、マイスキーの妻への、そして家族への愛に満ちたアルバムとなっている。
シューベルトの歌曲のチェロ版に「アルペジオーネ・ソナタ」を組み合わせたアルバム。「音楽は人種や国境を越えて人々の心に直接訴えかける言葉」と語るマイスキーの情感がこもった味わい深いチェロの音色が心に響く。
マイスキーの2枚目の小品集。源タイトルは「アダージョ」で、ゆったりと落ち着いたヒーリング系アルバムとなっている。バックはビシュコフ指揮のパリ管という布陣で、ゴージャスな雰囲気が味わえる。
マイスキーの小品集シリーズの1枚目。ゆったりとしたテンポの優しい曲集だ。慈しむように1音1音に感情をこめて歌い紡いでゆく。情感豊かな演奏だが過多になることはなく、品の良さを保っている。
マイスキーの2枚目のソロ・アルバムで、「アルペジオーネ・ソナタ」は最初の録音。歌心で聴かせるマイスキーの良さがよく出ている。さらにアルゲリッチの機敏な反応をみせた伴奏が、この録音の価値を高めている。
ラン・ラン初の室内楽録音。しかし、アンサンブルの土台を築いているのはマイスキー。でも彼は特に引っ張ることなく、残る二人が自在に動き、持ち味を十分発揮できるように取りなしている。特にラン・ランの瑞々しい音色は印象的だ。レーピンも慎ましやか。
『ぐっすり眠れる』シリーズのチェロ編。ミッシャ・マイスキー、ジュリアン・ロイド・ウェッバー、モーリス・ジャンドロン、ハインリッヒ・シフ、イギリス室内管などによる一日の疲れを癒して眠りを誘うチェロの楽曲を収める。犬の寝顔のジャケットにも注目。
マイスキーのベスト盤。第81回米アカデミー賞外国語映画部門を受賞するなど、話題の映画『おくりびと』のテーマ曲(愛娘リリーとの共演)や、同映画で使用された曲など話題曲が満載。マイスキーの深々とした「うた」が満喫できる。
チェロ・ソナタを除き、ブラームスの歌曲のチェロ編曲版を集めた珍しいアルバム。マイスキーによる一連の歌曲のチェロ編曲版シリーズの1枚。マイスキーの歌心が、全編にあふれ出さんばかりだ。
未発表音源を含んだ2枚組のベスト・アルバム。バッハから近代まで、協奏曲と小品集からなる構成で、小品にいっそう“歌うチェロ”との異名をとるマイスキーの本領が発揮されている。