制作・出演 : ミハイル・プレトニョフ
94年録音のプレトニョフによるチャイコフスキーの「四季」をHQCD化。知性的なアプローチと磨き抜かれたタッチによって、プレトニョフならではのファンタジーが展開される。
非クラシックもテーマに全30巻で構成する、CD付きの音楽全集。第6巻は“古典派”なのだが、総合監修で、てい談・対談も担当している坂本龍一は、古典派のくくりを問い直すことを主題にしている。そうすることで、古典派の特徴が浮き上がってくるという仕掛けだ。ユニークに思える選曲は、名曲を中心にしながらも個性的な演奏などを含んでいるが、それにも理由があることを解き明かしながら進められていくので、多少難しいかもしれないが、話についていけるだろう。曲目解説など坂本がタッチしていない“付録”が親切丁寧なのが嬉しい。
プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団 ONDINEレーベル初登場! 刺激的で鮮烈な『白鳥の湖』 ピアニストのミハイル・プレトニョフがロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を創設したのは1990年でした。最初の録音はチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』。作品を深く洞察し、それを音に表現した演奏に対し、英グラモフォン誌のジョナサン・スウェインが、「ムラヴィンスキーの録音と肩を並べる最新の『悲愴』、レニングラード・フィルハーモニックに匹敵するオーケストラ、驚くほど見事にピアノから指揮台に移ってみせたプレトニョフ」(The Grammophone 1992年1月号) と賛辞を呈しました。 2010年はオーケストラ創立20周年。プレトニョフ&RNOの記念すべきONDINEレーベル第1弾はロシア古典バレエの最高峰である『白鳥の湖』。驚きと閃きに満ちたプレトニョフの音楽性がチャイコフスキーの華麗で美しい旋律を鮮やかに描き出しています。オケの持つ音色を魅力的に引き出すONDINEサウンドがRNOの特徴でもある力強さ繊細さのコントラストを際立たせています。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』作品20(全曲) ロシア・ナショナル管弦楽団 ミハイル・プレトニョフ (指揮) 録音時期:2009年8月 録音場所:モスクワ国立音楽院大ホール 録音方式:デジタル(セッション) 制作・録音:ライナー・マイヤール Powered by HMV
2010年のショパン生誕200年記念アルバム。EMIが擁する一流ピアニストを総動員して編まれたショパン名曲集で、EMI移籍第1弾となる人気ピアニスト、ユンディ・リの新録音も収録。“ピアノの詩人”による美しい旋律が存分に楽しめる。
プレトニョフの来日を記念した、ベートーヴェン交響曲全集からの分売。1フレーズ、1音に至るまで徹底的に考え抜かれ磨き上げられた、新鮮で刺激的な演奏として、大きな話題をさらった作品。一聴の価値大の演奏だ。