制作・出演 : マティアス・ゲルネ
フォーレ:レクイエムフォーレ:レクイエム
制作・出演
エリック・ピカール / スティーヴン・ベターリッジ / パリ管弦楽団フィリップ・ジャルスキー / パーヴォ・ヤルヴィ / フォーレ / マティアス・ゲルネ / マリー・ヴィルジニア・サヴァスターノバッハ ヴァイオリン&ヴォイスバッハ ヴァイオリン&ヴォイス
カンタータや受難曲から素材を集めた、ちょっと変わったバッハ・オムニバス。編成するのにずいぶんと時間がかかったのだろうと予想されるが、豪華メンバーによる演奏内容はまったく文句の付けようがない。特にハーンの独奏はあきれるほどうまい。
ベートーヴェン:交響曲全集 VOL.5::ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」ベートーヴェン:交響曲全集 VOL.5::ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
度肝を抜かれることはなく落ち着いた「第9」。そこここに小さな驚き満載なのはむしろ当然、聴くほどに引き込まれる。驚くほどに挑発的な「英雄」で始まった全集録音はこれで完結、まとめ役の「第9」が加わって、5枚のディスクは新たな輝きを放つ。★
きみは花のよう〜シューマン・リサイタルきみは花のよう〜シューマン・リサイタル
松本で我々の肺腑を突く見事なヴォツェックを演じた現代屈指のバリトン歌手ゲルネ。待望のシューマン歌曲集第3弾では、作曲家への深い共感が心を打つ。クララへの愛を歌い上げた「ミルテの花」からの数曲に聴ける慈しみには、胸が震えるほどの感動を覚える。★
シューベルト:歌曲集《冬の旅》シューベルト:歌曲集《冬の旅》
フィッシャー=ディースカウの後継者、ドイツ・リートの明日を担う期待の歌手と言われるだけのことはある。繊細にして大胆。知的なコントロールは師匠のディースカウ譲りだが、感情の発露はより直截的で、起伏が大きい。久しぶりに聴きごたえある「冬の旅」だった。★