制作・出演 : ダニエル・ハーディング
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 13管楽器のためのセレナード/組曲R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 13管楽器のためのセレナード/組曲
協奏曲はファン待望かも。実に柔らかい音色であり、いつも微妙にテンポが揺れている。それはまるで小舟に乗ってゆらゆらと湖面を進んでいくような心地よさと言ったらよいか。ハーディングの伴奏もたいへんに新鮮で美しい。他の作品も演奏はピカイチ。
オルフ:≪カルミナ・ブラーナ≫オルフ:≪カルミナ・ブラーナ≫
近年声楽大作にヒットが多いハーディング。当演奏も躍動的なリズムで一気に聴かせる。特筆すべきはオケと合唱の優秀さだ。たとえばTk8でのフルートの味わいや、交替に出るコーラスの透明感と音程のよさ。Tk16など速いテンポにもピタリと付けている。ゲルハーヘルも素晴らしい。