制作・出演 : モーツァルト管弦楽団
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲
ごく小編成による演奏で、響きは軽く、テンポは非常に速い。ソリストにはリコーダーのペトリなど、豪華な顔ぶれが含まれている。非常に明るく生き生きとしており、ここではアバドはほとんど何もせず、奏者たちの自主的なアンサンブルで弾ききっているような風情。
ペルゴレージ:≪ディキシト・ドミヌス≫、他ペルゴレージ:≪ディキシト・ドミヌス≫、他
ペルゴレージ生誕300年に向けてのアバドによるペルゴレージ・プロジェクトの最終巻。2曲の宗教曲と1曲の世俗カンタータという珍しい選曲である。ペルゴレージの静謐な美とドラマティックな美がある。そしてアバドが見事だ。バロック、古典、ロマン派それぞれの美を絶妙に表出している。★
ペルゴレージ:聖エミディウスのためのミサ曲 サルヴェ・レジーナ ヘ短調/しもべらよ、主をたたえよ 他ペルゴレージ:聖エミディウスのためのミサ曲 サルヴェ・レジーナ ヘ短調/しもべらよ、主をたたえよ 他
作曲家生誕300年を機に制作された3枚のうち2番目のリリースとなる。アバドに率いられた音楽家たちの演奏と選曲の秀逸さは各誌/紙で絶賛された前作譲り、絶句の素晴らしさ。26歳で世を去ったペルゴレージが遺したものの大きさを再認識。典型的DG録音バランスだけは、やや異質?
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集/協奏交響曲モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集/協奏交響曲
カルミニョーラ2度目の全集録音は、なんとアバドをアルヒーフ・レーベルに登場させてしまった。思えばイタリア人同士の共演、しかしその程度の甘えの産物ではない怪演が、アバドが2005年にボローニャに設立したオーケストラとともに繰り広げられる。
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