制作・出演 : ランクヘッド
99年に愛媛にて結成された4人組の通算6枚目となるオリジナル・アルバム。クリアなサウンドと親しみやすい美メロが秀逸。直球で生きる意味を問いかける歌詞は、ややメッセージ色が強いかも。だが決して重い展開にはならず、前向きな方向へと昇華させていく点に好感が持てる。
先行シングル「素晴らしい世界」を含む通算5枚目のフル・アルバム。メンバー自身のプロデュース&アレンジで仕上げられ、バンドの魅力が最大限に発揮された会心の内容といえるだろう。アグレッシヴかつオーソドックスな演奏が多いなか、「BRAVE SONG」は本作を集成する名曲だと思う。
LUNKHEADの2008年4月発表のシングルは、「白い声」「体温」といった代表曲を彷彿とさせる攻撃的なロック・ナンバー。カップリングには、チューリップのカヴァー「青春の影」などを収録している。
彼らの軌跡を知ることのできるベスト盤。ニュー・ヴァージョンなどあり、新たな発見もあるが、全体を通し一貫しているのは何年経っても変わることのない彼らの“熱さ”の凄さ。枯れない情熱が、エッジのしっかり立った音楽性を持続させていることに気づくのだ。
2004年のデビュー以降、内向的な情熱をぶちまけるバンドからよりポップな作風に変化してきた彼らの方向性が確立した4枚目。シングル「夏の匂い」などの売れ線曲から、地元・愛媛の方言でまくしたてる曲まで、等身大をさらけ出したすがすがしい作品。
デビューして3年になる4人組ポップ・ロック・バンドの、メジャー・デビュー後10枚目のシングル。「きらりいろ」は少し胸がキュンとなるような懐かしさを伴う楽曲。「優暮」は人生の道に迷う若者の苦悩を歌った作品。どちらも素直に心情を吐露している。
新居浜市出身の4人組のシングル。すでに大きな会場を満員にするくらいの人気を獲得している彼らだが、感動的なサビと明確なAメロ、Bメロで完成されたこの曲を聴けばそれも納得する。ミスチルをより身近な雰囲気にしたような感じというか。
故郷と恋愛を絡めた風景を、郷愁と青臭さで彩色した表題曲。シンプルでゆったりとした曲調が感傷的メロディの魅力を引き立てる。(2)は過去に2種類発表されている人気曲の新ヴァージョン。微妙に陰影の異なるメロディが複雑に入り組む高度な構造が、より技巧的に進化。
愛媛出身4人組バンドのサード・アルバム。骨太のヘヴィなバンド・サウンドをメインに、打ち込みを入れた今日的なニューウェイヴ風味も織り交ぜ、真摯でエモーショナルな歌を聴かせる。小高芳太朗の、ストレートでありつつ男の色気も漂わせるヴォーカルが魅力。
甘酸っぱい青メロディと疾走ギターが持ち味の、ランクヘッドが放つミニ・アルバム。抜群の耳当たりの良さはもちろん、降り注ぐ陽射しのような、ほのかな温かみのあるサウンドが目立つ。そして、ピュアな世界観は美しい景色を描く。
メロウな曲を揃えて切なさ20%増し、けれど緊張感をまたいっそう研ぎ澄せたフル・アルバム第2弾。どっしり構えたサウンドの間を抜けて、まっすぐに切り込んでくる猛々しい小高のヴォーカル。生音を超えた生身の音、その清廉潔白さに打ちのめされる。
4人組ロック・バンドのマキシ。哀愁味漂うメロディを疾走系8ビートに乗せて透明感のあるギターでくるんだ今どきっぽいロック・ソング。正直、このテのバンドって最近多すぎて違いが分かりづらいが、ライヴ音源(3)で聴ける60年代っぽいノリが一番印象に残った。