制作・出演 : リッカルド・シャイー
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオJ.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ
制作・出演
J.S.バッハ / キャロリン・サンプソン / コンスタンティン・ヴォルフ / ドレスデン室内合唱団 / マルティン・ラットケ / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / リッカルド・シャイー / ヴィーブケ・レームクール / ヴォルフラム・ラットケオーセンティシティはエキセントリシティにあらず。尖鋭的な古楽器オケでも、厚手の前世紀的モダン・オケでもない、シャイーが見出した新たなバッハ演奏の規範。第3弾となるゲヴァントハウス管とのバッハ録音シリーズは「クリスマス」、21世紀的バッハ像が克明に描き出された秀演だ。★
モーツァルト:ピアノ協奏曲第8番・第9番・第20番・第21番モーツァルト:ピアノ協奏曲第8番・第9番・第20番・第21番
近年は表舞台から遠ざかっているティーポの逸品。どの曲も指の腹でやさしく鍵盤を撫でるような柔らかさと温かさがあふれている。けれども決して音楽は停滞せず、正攻法に端整に流れていく。シャイーのRCA録音は珍しいが、どれも明るくセンス満点で理想的伴奏。
J・S・バッハ:マタイ受難曲 BWV244J・S・バッハ:マタイ受難曲 BWV244
制作・出演
J.S.バッハ / クラウス・ヘーガー / クリスティーナ・ランズハマー / トーマス・クヴァストホフ / ハンノ・ミュラー=ブラッハマン / マクシミリアン・シュミット / マリー=クロード・シャピュイ / ヨハネス・チャム / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / リッカルド・シャイー清廉でピュアな音楽と声を聴かせる歌手たちが素晴らしい。そしてそれは、ピリオドとモダンの両者を取り入れたシャイーのスタイルにピタリと一致する。大時代的な感動の身振りがまったくないため、汚れのないドラマが生き生きした運びの中に息づいている。★
ショーソン:詩曲/ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 遺作 屋根の上の牛 ファンタジア・アパッショナータ 右と左に見える物 協奏二重奏曲 春ショーソン:詩曲/ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 遺作 屋根の上の牛 ファンタジア・アパッショナータ 右と左に見える物 協奏二重奏曲 春
クレーメルの80年録音の2枚のアルバムをまとめたもの。彼の繊細さと過激さが同居した、尖鋭的な演奏が高い評価を得た。作品の隠れた魅力までをも引き出すクレーメルの天才ぶりが、遺憾なく発揮されている。
J・S・バッハ:≪ブランデンブルク協奏曲≫全曲J・S・バッハ:≪ブランデンブルク協奏曲≫全曲
制作・出演
HenrikWahlgren / J.S.バッハ / クレメンス・レーグナー / グンデル・ジャンネマン=フィッシャー / スザンヌ・ヴェッテマン / デイヴィッド・ペーターゼン / ヨッヘン・プレス / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / リッカルド・シャイーシャイー初のバッハ。彼もまた現代楽器を使用しながらも古楽器奏法を取り入れた、いわゆる最近流行のスタイルである。明るい軽妙さと、ゲヴァントハウスの特に管楽器奏者のうまさが前面に出たものである。全体の響きもすっきりと整理されており、爽快である。
メンデルスゾーン・ディスカヴァリーズメンデルスゾーン・ディスカヴァリーズ
これは記念の年に非常にふさわしい。異稿や断片、補筆作品などを収めているが、主要な作品に関連するものなのでたいへんに興味深い。「スコットランド」も違いが大きいが、「フィンガルの洞窟」は現在知られているものとまったく違う。一聴をお勧めしたい。
プッチーニ・ディスカヴァリーズプッチーニ・ディスカヴァリーズ