制作・出演 : リッチー・バイラーク
津波津波
78年作品。日本、いや世界に誇る鬼才・故冨樫雅彦とのデュオ・ライヴ。場所は小規模ながら両者の緊密なやり取りにこそふさわしい銀座ヤマハ・ホール。主従対峙の関係はつねに変化し続け、二人の呼応がもろに伝わる。静動遅速高低強弱あらゆる要素放出の瞬間芸術!★
ピアノ・ソロ〜朝露の輝き〜ピアノ・ソロ〜朝露の輝き〜
2000年からライプツィヒで音楽大学教授を務める彼が、81年東京で録音したライヴ・ソロ。ビル・エヴァンスという、バイラークにとっての大きなハードルへの挑戦と、自己の世界を表現した珠玉の6曲。ピアノを完全に鳴らし切り、自分の言葉で唄わせる完成された作品。
サマー・ナイトサマー・ナイト
創造性豊かなベテラン・ピアニスト、リッチー・バイラークのヴィーナス第5弾。長年の共演者とのピアノ・トリオ録音。4曲がマイルス・デイヴィスの作曲。マイルスのレパートリーでもあった曲も収録。ハイ・クオリティの超一流のピアノ・トリオ・ジャズが聴ける。
マンハッタンの幻想マンハッタンの幻想
2006年現在ドイツ・メンデルスゾーン音大で教鞭をとるバイラークのアルバム。ブリブリ押してくるムラツと奔放なハートを迎え豪快なピアノを聴かせる。ムラツの弓弾きが美しい(5)、渾然一体の推進力を聴かせるコルトレーン(6)など、今のバイラークの充実度が伝わる快作。
ファーザー・タイムファーザー・タイム
デイヴ・リーブマンやリッチー・バイラークとの共演で知られるベーシストのトゥサが75年にエンヤに録音した初リーダー作。前二者とのデュオ、三者によるトリオ、ジェフ・ウィリアムスやバダル・ロイを加えた編成で全曲自作を。顔ぶれから想像されるとおりの演奏だ。