制作・出演 : リー・モーガン
アート・ブレイキーのコンボ、しかもバド・パウエル参加の音源で、フランス録音とくれば興味は尽きない。当地のバルネ・ウィランも参加しており、セッション音源らしく10分を超える長尺曲が多い。
モダン・ジャズ期を象徴するドラマー、アート・ブレイキー。キャリアの初期にブルーノートに残した名演からのベスト・セレクションは、もはやクラシックとも言うべき「モーニン」ほか全9曲を収録している。
ブルーノートとともに歩んだトランペッター、リー・モーガンのアルバム。とりわけ「ザ・サイドワインダー」から「クリフォードの想い出」へと続く冒頭の3曲は、彼のブリリアントなフレージングなくしては成立しないであろう渾身の名演となっている。
メッセンジャーズ出身の名コンビによる名盤。60年代の『ディッピン』や『ザ・サイドワインダー』に続く一連の名演のひとつ。「スピーク・ロウ」以外はモブレーのオリジナル。初参加のウィントン・ケリーにも注目したい。
名盤『サイドワインダー』以前のブルーノート盤も見逃せないのがリー・モーガン。ジャッキー・マクリーンやアート・ブレイキーとともに、ちょっぴりソウルがかった極上のハード・バップを残した。
傑作アルバム『サイドワインダー』でも共演したジョー・ヘンダーソンの参加が目を惹く1965年の作品。全体的な印象も遠からずといった感じで、タイトル曲のほか「月の砂漠」のカヴァーも聴きもの。
意外と少ないリー・モーガンのワン・ホーン作。メッセンジャーズ時代やジャズ・ロックでの派手やかなプレイとは異なり、肩の力を抜いた軽やかなソロを披露。1曲を除いてすべてスタンダードというのも特徴的だ。
世界中にファンキー・ブームを起こした歴史的傑作。モダン・ジャズの鬼才、アート・ブレイキーの脂の乗ったドラミングが楽しめる。ジャズ・メッセンジャーズの絶妙なコラボレーションによる、名曲の数々を堪能せよ。
コルトレーンが残した唯一のブルーノート・リーダー作。リー・モーガンとカーティス・フラーを加えた3管編成による最高にエレガントな演奏は、そのアートワークも含めジャズ・マスターピースと呼ぶに相応しい。
数あるモーガンのブルーノート盤の中でも名盤の誉れ高い一作。今日でもジャズメンに愛されるキャッチーなタイトル曲の大ヒットにより、彼は名実ともに花形プレイヤーの一員となった。
ジャズの歴史に欠かせぬJMの中心メンバーとして活躍したリー・モーガンのブルー・ノート第5作目。名曲「チュニジアの夜」から始まる、ジャズ・トランペットの魅力が凝縮された傑作だ。
日本にファンキー・ジャズ・ブームを巻き起こす前年、リー・モーガンとウェイン・ショーターをフロントに配したスーパー・クインテットで吹き込んだ決定盤。深さと広がりのあるプレイが堪能できる。