制作・出演 : 中沢剛
発売元
株式会社ポニーキャニオンジャズバオリニスト牧山純子が奏でる、ポップでロックでキャッチーなサウンド! Fried Prideのギタリストとして人気の高い横田明紀男がプロデュース。 <収録内容> 01 月虹 02 アンダルシアの風 03 Some Skunk Funk 04 天上の道しるべ 05 Affirmation 06 Can’t Give You Anything (But My Love) 07 月下美人 08 Minor Swing 09 こころのひかり 10 Everything 11 Sunny-Side Up 12 Smile 13 希望への道(passionate version) ボーナス・トラック
寺井尚子のEMI通算8枚目はスタンダード・ナンバー集。寺井はこれまでオリジナル曲も収録してきたが、全曲スタンダードは初めて。ボーナス・トラックのTV関連の2曲はオリジナルだ。「枯葉」や「レフト・アローン」のような大有名曲における解釈と演奏に、熟達した寺井の奥深い魅力を知る。
通算7枚目、前作より3年の期間を経て発表されたオリジナル・アルバムは、“ラブ”をテーマにしたコンセプト・アルバム。山下達郎、久保田利伸から、カルロス・サンタナ、ショパンまで幅広いジャンルから曲を集め、フライド・プライドのカラーに染め上げている。
2008年にレコード・デビュー10周年を迎えたジャズ・ヴァイオリンのパイオニアが、レギュラー・カルテットとヨーロピアン・テイストのナンバーを優雅に演奏。ゆったりとしたテンポでのびやかに歌うヴァイオリン。その艶やかでふくよかな音色が極上の時間を約束する。
日本を代表するジャズ・ヴァイオリニストとして充実の活動を続ける寺井尚子。「アマポーラ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」といった一般にも認知度の高い楽曲を、楽器特有のしなやかさを活かし奏でていく。
ヴァイオリンでジャズを演奏するのは難しい。寺井はジャズ以外のところからレパートリーを持ってくることで、その難題を見事に解決させた。その最たる例がタンゴが出典の表題曲だ。こういう曲を演奏しても本格的なジャズにしてしまうところが見事。
人気No.1ジャズ・ヴァイオリニストの2006年2月発表のアルバム。官能的なタンゴ調の「ラ・クンパルシータ」から軽快なフュージョン・ナンバー「バードランド」まで、幅広いスタイルを網羅した彼女らしい作風。クインテットの密な演奏も聴きどころ。
ジャズの枠を超えたレパートリーがヴァイオリンの音色に溶け合う。親しみやすいメロディにどこかノスタルジックな響きが重なる。寺井はこの作品によって、これまで以上に自分のスタイルと方向性を磐石なものにした。多くのひとにアピールできる快作。