制作・出演 : 佐藤しのぶ
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株式会社フォンテック九州ゆかりの作品を多数残した團伊玖磨の、新旧二つの管弦楽付き合唱曲。ソロを含む「筑紫讃歌」は50分に及ぶ大作で、よく知られる「筑後川」からは30年の年月を経ているが、同系統の穏健な作品。素朴で雄大なハーモニーにあふれる楽曲を、地元の団体が情熱をこめて歌いあげる、幸せな時間が刻まれたライヴだ。
我が国の誇るプリマドンナ・佐藤しのぶが満を持して録音した愛唱歌集。家族みんなで楽しめる素敵なCDに仕上がった。注目したいのがイタリア版『みんなのうた』とも言うべきゼッキーノドーロの2曲。「小さなコーヒー豆ちゃん」で歌姫の新たな魅力に触れてほしい。
童謡詩人、金子みすゞの詩に、歌謡界でのヒット・メイカー浜圭介が付曲したアルバム。みすゞの詩はシンプルながら、深層心理や自然への鋭い眼差しに満ちている。浜の曲は、そうしたみすゞの世界を雄弁に表現した。演奏は立派過ぎるくらいだが、歌謡曲系の歌手でも聴いてみたい。
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キングレコード株式会社いくぶんゆったりとしたテンポで濃密に歌わせ、すさまじいアタックでたたみかける。比較的淡泊な演奏のN響が、スヴェトラーノフのタクトにグイグイと引きずられ、これほど濃厚な表現をするのか。あらためてスヴェトラーノフの力量を思い知らされる。
今までに発表した7枚のアルバムのベスト。かぶさり気味の発声のため、デビュー当時は音程がフラットに聴こえたが、今はほんのりくすんだその声音が、彼女らしい個性となっている。いわゆる歌のうまい人ではないが、ふくよかな雰囲気が魅力的。
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ユニバーサルミュージック佐藤しのぶのデビュー15周年記念企画として再発売される7点中の1点。90年10月、東京文化会館で行なわれた上演のライヴで、今をときめくアラーニャとの共演が聴きもの。
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ユニバーサルミュージック92年11月の録音。必要以上にドラマティックにならず、ていねいに歌いこまれているので、そのあたりで好き嫌いがはっきり出てきそうだ。伴奏は無名の指揮者・オケだが、たいへん美しく気品があり、彼女をしっかりもり立てている。
初出時は豪華なカートンボックスに入り、24頁の写真集(撮影は篠山紀信)のようなジャケットを付した豪華盤だった。内容も決して負けていない。曲の並べ方も抜群。全てにおいてピークを迎えた彼女が、このような形でアルバムを残すのはとても良いことだ。
いまや国民的プリマドンナ佐藤しのぶが、カラヤンの名盤で知られるイエス・キリスト教会で録音した、待望の1stアルバム。豊かな声量をほどよくコントロールしての、たおやかで、情感豊かなモーツァルト・アリア集だ。春の到来のような暖かさもただよう。
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ユニバーサルミュージック人気ソプラノ佐藤しのぶの幅広い歌唱力を味わえる選曲。声にドラマティックな厚みを加えてきた近年の彼女による最良の成果がプッチーニの見事なアリアに結実している。一方新録音の(13)(14)など、ミュージカルとしてはもう少し軽やかな表現が欲しいところ。
佐藤しのぶのデビュー15周年を記念して再発売される7点中の1点。彼女の名曲アルバム第2弾で、紅白出場曲「オン・ブラ・マイフ」を収録。サポートは外山雄三指揮NHK交響楽団。
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ユニバーサルミュージックふりそそぐ愛の重さに子供がつぶされなければいいな……と思わずしらず感じてしまうほど、佐藤しのぶは思い入れをこめて歌っている。各曲とても綺麗な仕上がりで、なつかしい響きも持ちあわせているが、どれも同じように聴こえてしまうのはなぜだろう。