制作・出演 : 倉木麻衣
22枚目のシングル。テレビ・アニメ『名探偵コナン』のテーマ曲で、ダンサブルなリズムに対し、柔らかでありつつ力強いヴォーカルでテンポよく進む。(2)は爽やかな歌を前面に押し出したポジティヴなバラード。(3)で描かれるのは冬景色をバックにした恋愛模様。
4枚のヒット・シングルを含む12曲を収録した、前作から約2年ぶりの5枚目のアルバム。柔らかな質感の歌声でまとめられたポップスはお馴染みの路線。年齢とともに微妙に変化してきた歌詞は聴きどころ。大学生活と並行させてきた音楽の集大成とも捉えられそう。
(1)のフジテレビ『めざましどようび』2005年4〜6月のテーマ・ソングは初夏に相応しいポップ・ナンバー。本人が手掛けた詞は、男性の視点で書かれている。GARNET CROWの岡本仁志が作曲とギターを担当。(2)は一転してしっとりとしたスロー・バラード。(3)は(1)をジャズっぽくアレンジした。
繊細なストリングス、シックなラインを奏でるピアノを中心としたバック・トラックのなかで、心地よい解放感をたたえた旋律が舞い降りるバラード・ナンバー。イノセントな空気感はキープしながら、声量、ピッチの正確さを向上させたヴォーカルが印象的な18枚目のシングル。
デビュー以来初のべスト盤。ミリオン・ヒット「Love、Day After Tomorrow」以下、話題のシングルが勢揃い。アルバム初収録の「Simply Wonderful」も。
“SEA BREEZE”第2弾CMソング(1)を筆頭に、ヒット・シングル(3)(4)、映画『名探偵コナン 迷宮の十字路』ヴァージョンの(2)、アジアの歌姫・燕姿とのデュエット曲(11)ほか、話題曲が満載となる4枚目のアルバム。繊細で透明感の際立つヴォーカルが、乾いた心を潤してくれる。
ヘビィに跳ねるファンク・テイストなビートを中心としたサウンド・メイキングは明らかに新機軸だと思うが、バラエティに富んだ音楽性をさらりと歌いこなすヴォーカル・センスこそが、彼女の最大の武器。クセがなく、どんなサウンドにもきれいに映える声の魅力をあらためて認識させられる。
サード・アルバム。倉木本人は「19才なりのお伽話」を歌詞に盛り込んでコンセプトを意識しているのに、(2)(5)(7)(10)のシングル曲を含み統一感のないサウンド作りがやや心残り。ただし、5曲を作曲している徳永暁人が、毒のない倉木の歌詞や声に、より印象的な表情を与えていて興味深い。
釈由美子主演のテレビ朝日系ドラマ『生きるための情熱としての殺人』挿入歌。ロマンティックなミディアム・チューンだ。C/Wの「PERFECT CRIME」はリアレンジ・ヴァージョン。
2ndアルバム。デビュー期の初々しさから幅を広げることで、少しずつ脱皮を図った感もあった彼女。でも変わらぬクールなサウンドとポジティヴな歌詞で聴かせている。「Stand Up」「冷たい海」ほか全12曲。
彼女のこれまでのイメージを変える、春にふさわしい軽快なポップ・チューン。ブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』へのリスペクト・デザインとなったジャケットにも注目!
2001年第1弾は両A面シングルになった。一曲はアコースティック・ピアノをフィーチャーした落ち着いた感じのラヴ・バラード。もう一曲はハートウォーミングなミディアム・ナンバーだ。
アルバム『delicious way』がヒットを収め、次作に期待のかかる倉木麻衣のニュー・マキシ。等身大の言葉で語られた前向きな歌詞と力強さを秘めた歌声に、さらなる成長を実感。
1stにしてオリコン・チャート1位を獲得した記念すべきヒット・アルバムで2000年発表。R&B系トラックをバックに切なく凛とした歌声を聴けば、ピュアで確固たる彼女の世界が見えてくるはず。
メロウ・グルーヴという言葉がふさわしいリズム・トラックに乗せてせつなく歌われる3rdシングル。前作「ステイ・バイ・マイ・サイド」がオリコンで1位を獲得しているだけに期待大だ。