制作・出演 : 初代
談志が選んだ艶噺し澄複院棒腟い涼遏‖樟談志が選んだ艶噺し澄複院棒腟い涼遏‖樟
落語家とは江戸の人情を語りながら、不思議な場所に聴き手を迷い込ませる現代版ハメルンの笛吹き。それも艶笑話、つまりエッチな話となるとこれは絶妙です。楽しい。笑いながら、もぞもぞっとする。博識にして研究家の談志師匠が編んだその手の話のCD10枚セット。日本のテレビ界のお笑いプロデューサーの重鎮、澤田隆治によるプロデュース。ジャケットを飾る高井研一郎のイラストにも味が。
津軽の響き〜高橋竹山津軽の響き〜高橋竹山
昭和54年から平成5年にかけてNHK出演時からの名演集。竹山の演奏は、その時その時で趣の変わる即興的な面白さがあるため、重複して曲を収録してあるが、晩年になるほど素朴な響きと力強さとが増している。円熟などと無縁の芸の奥深さなのだろう。
新おすすめ20選筝 世界のしらべ新おすすめ20選筝 世界のしらべ
箏と琴は同じ楽器なのか違うものなのか浅学にしてよく分からないのだが、それはさておき、東アジアの楽器でヨーロッパのメロディを奏でるという企画もの。こういう試みは以前からあるだけにどういう特色を出すかに苦労するところだが、巧くまとめている。
源流・高橋竹山の世界〜津軽三味線〜源流・高橋竹山の世界〜津軽三味線〜
津軽三味線の竹山が63年に発表した初アルバムの復刻だ。竹山といえば躍動する陰鬱といったイメージだったが、重い基底音の上をなんとも軽妙に翔び跳ねる三味の音色に聴き惚れる。竹山とコンビを組んでいた故・成田雲竹の解説を掲載しているのも嬉しい。★