制作・出演 : 十代目
ききたい落語家シリーズ 1ききたい落語家シリーズ 1
『妾馬』は親子共演で、昭和30年に関西と中部では放送されたが、東京では未放送という貴重な音源。まだ元気いっぱいの親父と27歳という若さの伜の、活気にあふれた高座は気持ちいい。『鮑のし』も同時期の音源で、主人公の甚兵衞がいきいきと描かれている。
落語名演集 干物箱落語名演集 干物箱
名人の座に手をかけた瞬間に他界してしまった。改めて、惜しいなとつくづく思う。ちょっと気弱、それでいて結構したたかな若旦那をやらせると巧い人だった。というわけで『千物箱』はお手のものだ。かっちりと組み立てなければ気のすまない癖も今は懐かしい。