制作・出演 : 原マスミ
イマジネイション通信イマジネイション通信
商業ペースにのる人ではないが、原マスミの詩と歌は80年代最大の収穫だ。彼のポジティブなフェティシズムの行き先を見届けたい。1982年当時、私は知らずにライナーに吉本隆明の文を引用したが、後に吉本ばななが原マスミのファンだときいた。
夢の4倍夢の4倍
「イマジネーション通信」に続く、1984年の作品。いきなり「部屋に帰ると君が死んでいた」というフレーズで始まる「海で暮らす」はあらゆる意味で衝撃。詩と音楽がここまでうまく融合した例も少ない。できることならこんなイメージで死にたい。
夜の幸夜の幸
原マスミの子供のようなヴォーカルを聴いていると、唐突に野田秀樹のことを思い出した。5年振りという本作は、川島バナナ、板倉文など強力な助っ人陣のバッキングが刺激的。好き嫌いが真っ二つに分かれそうな人だが、この唯一無二な世界は貴重。
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