制作・出演 : 吉田正記念オーケストラ
吉田正記念オーケストラによるタンゴ・アルバム第6弾。本作は2010年1月11日に東京・こまばエミナースで行なわれたコンサートの模様を収録。大編成オーケストラで聴く“吉田メロディ”もまた格別だ。
吉田正記念オーケストラが吉田作品をタンゴ・アレンジで聴かせるシリーズだ。フランク永井かと一瞬思わせる歌声で「有楽町で逢いましょう」を聴かせるのが編曲・指揮の大沢可直。都会派歌謡と呼ばれた一連の作品の演奏には、歌謡タンゴといった雰囲気もあって懐かしくもある。
戦後の昭和歌謡に多大な影響を残した吉田正のヒット曲をアレンジして、交響曲として再構成した作品の第7番。吉田作品を半永久的に演奏することを目的に結成したオーケストラによる、シンフォニックなムード音楽だ。
2001年に結成された日本初のムード・オーケストラ、吉田正記念オーケストラがおくるシリーズ第4弾。懐かしい吉田メロディの数々を迫力の演奏で楽しめるタンゴ・アルバムだ。
昭和の歌謡界の大御所だった作曲家・吉田正。そのメロディをつなぎにつないで、全4楽章から成る交響組曲に仕立て上げたのが、指揮者・編曲者の大沢可直。いわく“ある作曲家の運命と生涯”。なんで? とは思うけれど、その使命感に満ちたひたむきさに拍手。
戦後昭和期の日本を代表する数々のメロディを生み出した吉田正。その膨大な作品から選りすぐりのナンバーを、コンチネンタル・スタイルの大編成オーケストラで演奏するタンゴ・アルバムの第3弾で聴けるのは、ノスタルジーいっぱいの昭和という時代の息吹。
戦後の歌謡史に燦然と輝くヒット曲を数多く残した作曲家の吉田正。彼の代表作を気品漂うタンゴの調べに乗せて楽しもうというのがこの作品。原曲を知らなければアルゼンチン・タンゴの名曲と間違われるに違いないほど見事な変身ぶりに驚かされる。
昭和30年代のビクターの都会派と言われた歌謡曲路線を作ったプロデューサー的な作曲家、吉田正の曲をクラシック・オーケストラで演奏する組曲に編曲したシリーズの5作目。合唱組曲付きで、団塊世代の合唱ファンにとっては歌いたくなる懐かしい歌だろう。
下世話なチマタの情緒の心地よさと近代オケの響きの快感を、チープとキッチュをきわどくかわしつつ両立させようという不思議な味わいの「交響組曲」第4弾。オケ書法にせよメロの処理にせよ、あ、これって! という仕掛けの連続。とにかく楽しませます。
吉田正の歌謡曲をタンゴ仕立てで大まじめにやってしまったという盤。しかもその楽団がゴージャスな編成。タンゴの直情的なフレームの中に、ウェットなニッポンのメロデイが居候し、なんだかシュールでもありキッチュでもある不思議な気分にさせられる。
吉田正といえば、演歌、歌謡曲の大作曲家。彼が生み出したメロディをつなぎ合わせて交響組曲に仕立てた音楽。大規模な作品にする是非はともかく、日本人の心情に訴えかけるメロディが次々と繰り出されてくる。ちょっとしんみりしたいときにはいい。
「有楽町で逢いましょう」などで知られる、昭和の歌謡史を代表する作曲家、吉田正の楽曲を、指揮者・大沢可直がオーケストラ作品に編曲。大衆に愛されてきた“吉田メロディー”の素晴らしさを再確認。