制作・出演 : 大坂昌彦
日本でもトップ・クラスのリズム隊を得て、佐山が奏でるのはタイトルどおりのヴィンテージな味わいあふれるジャズ。美しさとリリカルが同居した佐山のピアノには、メセニーやエヴァンスの曲がよく似合う。有名曲ばかりをあえて取り上げているのもチャレンジに見えてくる。
大坂昌彦の通算7枚目のアルバム。注目の新人、宮川純を含む精鋭揃いの7人編成でファンキー・ジャズの名曲を中心に演奏した。黒人霊歌「ダウン・バイ・ザ・リバーサイド」、モード・ジャズの「ブルー・イン・グリーン」なども収録。アグレッシヴな自作「インタールード」を2曲挟むなど多彩な作り。大坂がすべてを出した力作である。
ピアノ/オルガン奏者のデビュー作。トップ・ドラマーの大坂昌彦がプロデュースを買って出ただけあり、音色を含めた演奏技術、編曲など水準が高い。透明感と躍動感が共存する「いつか王子様が」、ミステリアスなムードを巧みに引き出す「インファント・アイズ」、現代的な解釈が光る「ジャイアント・ステップス(PART2)」などいい。1950年代風の「トム」など自作曲も充実。
注目のピアノ・トリオが宮崎県都城のライヴ・ハウスで行なった公演の模様を収録。三者の息がピタリと合い、歌を綴るバラードからリズミカルに刺激的に展開する演奏まで、彼らならではのダイナミズムを堪能できる。麗しくもパワフルな女性シンガーもゲスト参加。
日本を代表するジャズ・ドラマー大坂の、7年ぶり6枚目となるリーダー作は広島でのライヴ。曲ごとに、影響を受けたミュージシャンに敬意を表するという選曲で、熱心な聴衆を前に、全員が一丸となって熱演を披露。小池のテナー、海野のピアノも快調だ。
スタンダード・ジャズを演奏するピアノ・トリオ“マサちゃんズ”の第4弾はライヴ。ガーシュウィンのメドレーの6曲目をはじめ、おなじみの名曲を取りあげて、このトリオらしいスリリングで楽しさあふれるジャズを展開する。このトリオの大坂昌彦は実に楽しそうだ。
日本を代表するベテラン・ベース奏者、古野の、5年ぶり通算2枚目のリーダー作。石井彰、大坂昌彦、秋山卓など、中堅〜若手を含むトリオ&カルテット編成で、腰の据わった骨太のサウンドをしっかりと聴かせる。選曲もバラエティに富み、飽きさせない。
PONTA BOXなどで知られる人気ピアニストがスタンダードに初挑戦。楽曲のスピリットを軸に据えつつ、みずみずしい感受性で、心の琴線に触れる情景を繊細なタッチで描き出す。トリオとは思えぬスケール感の中に浮かび上がるピアノの音色の美しさは絶品。
バイタリティあふれる音で評価されているドラマー大坂がリードを取り、素晴らしいゲストを迎えてのNY録音。かつての生活の地で、彼の実力と持ち味が十分に発揮されたレコーディングといえる。
日本が世界に誇るドラマーといっていい、大坂昌彦の4作目のリーダー作。三人の個性豊かなサックス奏者を迎え、彼らをしなやかにプッシュするドラミングは、ほんとうに見事だ。そんな彼のドラムに煽られ、それぞれのサックス奏者のソロもとてもエモーショナル。
90年代の日本ジャズ界を代表する若手No.1ドラマー、大坂昌彦が待望のソロ・アルバムを発表した。1人1曲ずつ、12人のゲストを迎えた凝った構成。独断的で派手なソロはなく、演奏全体の色調を熟慮したプレイに、彼独特の繊細な美意識を感じさせている。
大坂にとって個人名義の第2作。前作と違ってメンバーを固定したクインテットで演奏した成果が、きわめて精緻なサウンドに結実した。多彩な曲想の楽曲それぞれに一貫したグルーヴがあり、メンバー全員の意志もぴったりと合致。本邦ジャズの勢いを実感。