制作・出演 : 大塚まさじ
ラブコラージュと屋上のバンドラブコラージュと屋上のバンド
元ディランIIの大塚まさじが83年に結成していたバンドの未発表デモ音源6曲と、88年に自主盤LPとしてリリースされた音源5曲のカップリング。塩次伸二らとのラブ・コラージュ、長田和承らとの屋上のバンドともに、埋もれていたのが惜しまれる充実作。
昼の月・夜の魚昼の月・夜の魚
デビュー30周年記念の2枚組。レーベル枠を越えて“ディランII”時代からの足跡をたどる名唱名演26曲を収録。うちデビュー2曲は新録で、「プカプカ」はさりげなく、「男らしいってわかるかい」では坂田明のしなやかで雄大なプレイも聴ける。
風のがっこう風のがっこう
ジャケットの表情が歌の世界を何よりも表わしている。ゆったりとした時間の流れのなかに、一緒に身を置ける幸せを感じる。ちょうど彼が歌いはじめたころ、まだ心にゆとりと熱さが十分に存在していた時代の空気を、この人は忘れずに生きているのだ。
海と空 月と闇海と空 月と闇
ディランIIからでもすでに20数年のキャリアを持つ彼の、3枚目のソロ・アルバム。上出来のワインやウイスキーのように、熟成された「うた」が10曲。しかしながら、初めて彼の「うた」に触れたときに感じた新鮮さと強い意志は失われていないのだ。
ストリート・ストリートストリート・ストリート
79年秋にレコーディングされたアルバムだが、“街”をうたわせると、この人は、やっぱりうまい。それも摩天楼の住人ではなく、ビル風に吹き飛ばされながら歩いている男の歌だ。バックにLAZYHIPのクレジットを発見し、思わず時代を感じてしまった。
遠い昔ぼくは・・・遠い昔ぼくは・・・
「サーカスにはピエロが」で知られるディランII解散後の初ソロ。リリースは76年。石田長生プロデュースによる“その後の大阪フォーク”。ロック勢に対抗するかの様なサウンドの洗練を核にジャージー&ブルージーな世界を展開。
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