音楽むすび | 制作・出演 : 大槻ケンヂ

筋肉少女隊再結成に作家活動と何かと多忙な大槻ケンヂ、デビュー20周年記念のソロ作は、自らが筋少や特撮で発表してきた曲をメインにしたカヴァー・アルバム。ブルーノート・ジャズのアートワークを意識したジャケット同様、これまでの彼にない洗練された趣が光る。

テレビ愛知・テレビ東京ほか放映の特撮ヒーロー・ドラマ『魔弾戦記リュウゲンドー』のオープニング曲。ヒーローものらしいアグレッシブなロックで、“特撮”で活躍する大槻ケンヂが特撮モノのテーマ曲を歌っているのが面白い。

大槻ケンヂがここ数年行なってきたソロ活動をまとめたベスト・アルバム。今のロックが失ってしまったアンダーグラウンドなパワーを蘇らそうと悪戦苦闘してきた彼の軌跡とも言える内容だ。(9)の“生きていこう”という一言は、何度聴いても心が震える。

大槻ケンジのソロ・プロジェクトによるトラウマ・パンク第2弾。良くも悪くも、適当にアザとくて適当に打ってて適当にわかりやすい彼の味が出てます。オレは彼の“人から変わってると思われたい”って感じがダメなんだけど、ファンには面白い一枚でしょう。