音楽むすび | 制作・出演 : 姜建華

ワールドの名曲が高音質で味わえる“おとなBEST”シリーズ。2004年に発表された二胡奏者、ジャン・ジェンホワのベスト盤をSHM-CDでパッケージ。「ラスト・エンペラー」「シルクロード〜絲綢之路」など東洋の作曲家による代表曲を収めている。

ワールドの名曲が高音質で味わえる“おとなBEST”シリーズ。2004年に発表された二胡奏者、ジャン・ジェンホワのベスト盤をSHM-CDでパッケージ。「ツィゴイネエルワイゼン」「リベル・タンゴ」など西洋の作曲家による代表曲を収めている。

人声にこれほど近い楽器はないのではないか、と思わせる柔かいヴィブラートとダイナミクスが、ピアノと、またハープと一緒に伸縮自在の音楽を紡ぎだすさまに、ただ陶然とするばかり。フランス系作品との調和も実に素敵。「シチリアーノ」の入魂の旋律を聴け。★

芸風の広さ、というよりは多様なベクトルを見せつけるような『東洋』と『西洋』の同時リリース。前者からはアジア音楽の近代が、後者では西欧音楽へのノスタルジックな憧憬が薫り立つよう。ブルース・スターク編の「レフト・アローン」が異彩を放って◎。

ベテラン二胡奏者のジャン・ジェンホワが、繊細なメロディで知られる加古隆の「絃歌幻想」からプッチーニやクライスラーなどのクラシック曲、TVドラマ『大地の子』のテーマ曲までを情感豊かな音色で演奏していく。癒しを超えた音楽の説得力を感じるはず。

その繊細な表現で日本国内にも多くのファンを持つ二胡の名手、姜建華のベスト・コレクション。2002年リリースの『ベスト・コレクション』の第2弾で、叙情的な作品の数々が美しく奏でられる。

その音色の美しさ、表現力の豊かさに感動した小澤征爾がアメリカに招き、ボストン交響楽団との共演の道を開いた、という逸話がある姜建華。天才的二胡奏者の魅力を堪能できるベスト。

胡弓は、名手の手にかかると人の声とまごうばかりの音を出す。彼女の音は、ビブラートのかかり具合い、鳴りのタイミングなど、ほとんど歌そのものの表現で、弦楽器としての理想の世界に到達している。さだまさしの名曲(3)の旋律美があらためて印象に残った。

現代最高の女性二胡奏者ジャン・ジェンホワ。本作は、既発売の“四季シリーズ”を1枚にまとめたもの。日本の四季を綴った童謡の数々が中国の伝統楽器・二胡の優しい音色で奏でられる。

中国の民族楽器、二胡の名手であるジャン・ジェン・ホワ。坂本龍一、加古隆らの作品とビゼーやプッチーニなどのクラシックの名曲を二胡で奏でる。そのオリエンタルな響きに心が安らぐ。

他の芸術分野のアーティストや作品と関わることで、新たなサウンドを創造する加古。今回は二胡、バンドネオン、チェロとのコラボレーションによって、独自の世界をより深めている。ノン・ジャンルの音楽として、幅広く聴いてほしい美しいアルバムだ。

和太鼓奏者の林英哲が韓国のカヤグム奏者の池成子、中国の二胡奏者の姜建華、日本の津軽三味線の木下伸市ら伝統音楽の演奏者と競演している。アジアを強く意識した作品で、沖縄民謡「塩道長浜節」を林英哲、姜建華、木下伸市らと演奏・展開していくさまは美しい。

中国の民族楽器・二胡の奏者、姜建華は小澤征爾やりんけんバンド、坂本龍一などとも共演している優れた演奏家。ここでも民族楽団の伴奏で、中国の民謡や現代の作品、沖縄の曲などバラエティに富んだ音楽を聴かせている。エキゾティシズム満点の名演奏。