制作・出演 : 小林研一郎
チャイコフスキー:交響曲第5番、「くるみ割り人形」組曲チャイコフスキー:交響曲第5番、「くるみ割り人形」組曲
コバケンの十八番。もう5枚目の録音になる。しかし、どの演奏もそれぞれに思い入れがあって優劣つけがたい。演奏という行為が一期一会の芸術だということがよくわかる。オランダの名門との演奏は、熱気と理性のバランスがとれた豊穣な表現が見事だ。
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
コバケン初のブルックナーは、デュナーミクの幅が広く、内声やリズム処理に丁寧な目配りがなされた演奏。また、輝かしい部分は徹底して輝かしく鳴らす解放感(チェコpoの金管セクションがパワー全開)や、美しさへの喜びを謳歌するのはいかにもこの指揮者らしい。
マーラー:交響曲第7番マーラー:交響曲第7番
マーラーの音楽が持っているスケールの大きさが余すところなく引き出された作品。小林研一郎の熱っぽい指揮は絶賛に値する。チェコ・フィルの見事な演奏が、聴き手を魅了するに違いない。
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
小林研一郎が“常任客演指揮者”を務めるチェコ・フィルとのマーラーの交響曲第5番。チェコ・フィルの弦楽パートの中央ヨーロッパ風のあたたかさや美しさが魅力的。コバケン独特の“節まわし”や“間”を随所に聴くことができる。