制作・出演 : 小林陽一
マイ・ウェイマイ・ウェイ
ヴァイブラフォンの名手、増田一郎が70年代に残した代表作の再発。ピアノ・トリオを従えたカルテット編成で、ジャズ系の多彩なスタンダード・ナンバーを中心に取りあげた。タイトルはフランク・シナトラのヒット曲。増田はヴィブラートを駆使しながら、スウィンギーでメロディアスなヴァイヴ演奏を聴かせている。また、増田が同時期に録音したソングブック・シリーズの3枚も復刻。リチャード・ロジャース集、アービング・バーリン集、コール・ポーター集だ。スタンダードの名曲を軽やかなプレイで料理している。
カルチャー・ショックカルチャー・ショック
グッドフェローズ、モンクス・トリオなどで大活躍の小林陽一率いるクインテットの結成30周年記念盤。リー・モーガン、ブッカー・リトル、ティナ・ブルックスなど、選曲も魅力的だ。
イントロデューシングイントロデューシング
オーソドックスなスタイルで力強くジャジィなギターで唄う菅野のデビュー作。チャーリー・パーカー曲の(10)では自信に満ちた真っ向勝負の姿勢が頼もしい。グラント・グリーンに捧げた(2)と(5)(6)が自作曲。そこここにアイディアがちりばめられ技量が光る逸品のアルバムである。