制作・出演 : 山中千尋
もはや人気・実力とも国内トップに位置する山中千尋。 本作は、書き手としても評価の高い彼女が選曲を務めたコンピレーション・アルバム。 ユニバーサルの豊富なカタログからセレクトしたジャズの入門編でもある。
制作・出演
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ / アナトール・ウゴルスキ / オルフェウス室内管弦楽団 / サー・ネヴィル・マリナー / シルヴィア・マクネアー / ストラヴィンスキー / チャールズ・ナイディッヒ / パスカル・ロジェ / リン・ハレル / 山中千尋SHM-CD仕様 名門デッカ・レーベル初の日本人ジャズ・アーティストとして全米デビューを果たすなど、ジャズ・ピアニストとしてのステイタスを確立している山中千尋。ただ、名門バークリー音楽大学に入学するまではクラシックのピアニストとして研鑽をつんでいました。そんな経験を背景に、こだわりぬいた選曲のクラシック・コンピレーションが登場!
アルバムは内容は本人も敬愛する今年デビュー50周年の“ザ・ビートルズ”へのトリビュート。 ザ・ビートルズにインスパイアされたというオリジナル曲を3曲+ザ・ビートルズの有名曲を中心に構成!
企画ものが続いた山中だが、本作はある意味での山中の第二の時代の始まりを感じさせる作品だ。点滴を打ちながら続けるほどのテンションを誇る演奏から一歩突き抜けた本作では「ソー・ロング」に見られるような余裕を見せてくれる。それでも“ぶっ飛び娘”ぶりを残した「サマーウェーブ」に魅力を感じてしまう。
美貌と圧倒的なテクニックで魅了するNY在住の日本人ピアニスト。ユニバーサル第5弾は、生誕100周年を迎えたベニー・グッドマンへのトリビュート。ジャズがもっとも華やかだった時代を、抜群のスウィング感とテーマパークのような楽しさで、きらびやかに蘇らせる。
グローバル・アーティストとして変貌を遂げる女性ピアニストのユニバーサル移籍第4弾。技巧を要する華麗な曲を意味する音楽用語と、“流行”を合わせた造語のタイトルにふさわしく、ダイヤモンドのような力強い輝きに満ちた、フレッシュなピアノ・トリオ作品。
団塊の世代を対象にしたコンセプト・アルバムなので、いつものタイガー(フュージョン系)とは違って、スタンダードをオーソドックスに切々と吹いている。そこがユニーク。「クリフォードの思い出」「酒とバラの日々」は日野皓正との2トランペット競演。
ドラムレス・トリオで録音したオスカー・ピーターソンへのトリビュート作。山中がこの編成で録音するのは初めて。ギターとベースの二人はバークリー音大時代からの共演仲間。一気呵成の勢いのある熱演集で、山中は目のさめるような速いフレーズもみせる。
人気絶好調のピアニスト、山中千尋のユニバーサル移籍第3弾。気心の知れたレギュラー・トリオでの録音。キース・ジャレットの1曲目、スウィング・ジャズの3曲目、コルトレーンの6曲目などや自作曲を収録。ピアノとエレピを織り交ぜ、ノリにノッたしなやかな演奏をみせる。
ラリー・グレナディア、ジェフ・バラードといった旧知のサイド・メンを迎えて録音された移籍第2弾作品。ヨーロピアン・フレイヴァーあふれる作品で、ローランド・カークやマッコイ・タイナーのナンバーなどを聴かせる。