音楽むすび | 制作・出演 : 川上つよしと彼のムードメイカーズ

スカパラのベーシスト、川上つよしを中心としたユニットによる5年ぶりのアルバム。あまりにも有名な曲というのはカヴァーするのに勇気がいるもの。それを果敢にも挑戦した“ナムバー”が詰まっている。レゲエ調に“アレンヂ”された、「ラジオスター」では、原曲と同じくヴォーカルの声を加工するなど、なかなかのこだわりだ。

本来はインスト・バンドの彼らが、歌手と共演した曲を中心に収録した編集盤。当然アルバムとしての一貫性にはとぼしいものの、選曲がいかにもな(3)や、悪乗りをきわめた(11)の合間に、(6)のような拾いものが。企画性が強過ぎて、通して聴くと少々もたれるが。

東京スカパラダイスオーケストラの川上つよしをリーダーに集った手練ミュージシャンら“ムードメイカーズ”のサード・アルバム。Ticaの武田カオリの歌う(1)から心弾む楽しさと、甘くステディな特上の気分を味わえる。名曲のカヴァー、CMタイアップ曲も美味い!

スカパラの川上つよしを中心としたスーパー・ユニットのミニ・アルバム。TICAの武田カオリをヴォーカルに迎えた初のオリジナル日本語詞歌もの(1)、フィフス・ディメンションのカヴァー(2)、HAKASE作(3)、バカラック作(4)と曲数が少ないながらも充実したムーディ音楽集。

オリジナル唄ものに初挑戦した(1)は、武田カオリの大人ムードな力強い歌唱と、バックのどっしり構えた演奏との相性が抜群。生音の良さも再認識させられるゆったり野太く、しかし軽やかなムード・ステディ全7曲は、デートや行楽の場にて大活躍のはず。

スーツよりアロハな音。とはいえそこはスカパラ。バカラックの(2)やユーミンの(5)、ジョージの(7)といった選曲でもわかるように“都会でフッと脳裏をよぎる楽園”をイメージさせる洗練されたダブ／レゲエ。好きな曲を裏打ちで演るときのニヤニヤ感がイイ。

スカパラ屈指のメロディメイカー、川上つよしが中心となって結成した総勢16人のスーパー・バンド。気持ちよさを追求したスカ・サウンドとホール&オーツなどのカヴァー曲のセンスが絶妙。