制作・出演 : 市野あゆみ
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番 ハイドン:協奏交響曲 シューベルト:交響曲 第5番ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番 ハイドン:協奏交響曲 シューベルト:交響曲 第5番
安永徹がコンマス席からオーケストラ・アンサンブル金沢をリードした演奏会のライヴ。ショスタコーヴィチでは市野あゆみの軽快なピアノが聴ける。ハイドンでは安永もソロを披露し、メンバーとアンサンブルを楽しむ。そして丁寧に作られたシューベルト。
メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲/モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲/モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
OEKによる充実の最新録音が1,050〜1,500円で買える画期的なシリーズ。渋めの選曲が憎い。今回も録音の少ないメンデルスゾーンの協奏曲が音楽ファンの心をくすぐる。演奏機会の少ないのが不思議なチャーミングな作品が美しく蘇った。溌溂とした「プラハ」も楽しい。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番/交響曲第41番《ジュピター》モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番/交響曲第41番《ジュピター》
室内オケらしいクリアな響きは、OEKの機能性の高さを証明する。安永のリーディングに引っ張られ、時折“聴き過ぎ”てしまいながらも、次第に大きな一つの流れに変わってゆく姿は心地よい。K.551にはスケール感があるが、K.453のたおやかな演奏をとりたい。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番・第7番・第8番ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番・第7番・第8番
次々と優秀な若手が現れるヴァイオリン界だが、清潔感と知性を兼ね備え、繊細で落ち着いた風情のある大人の音楽を聴かせる現役奏者は意外と少ない。この2人はそんな欲求に応えてくれる貴重な存在。ハッタリの効かない地味な作品ほど、その真価がわかる。
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