制作・出演 : 怒髪天
99年3月に3年間の沈黙を破り活動を再開した、怒髪天の2001年発表アルバム。彼らが提唱する“R&E(リズム・アンド・演歌)”なサウンドを全開に押し出した、ガムシャラでちょっと情けない、そんな男心が詰まった濃い楽曲が満載。
昭和歌謡の芳香漂うファンキーかつブルージィ、しかも心根はパンクという唯我独尊サウンドで魅了する怒髪天が2002年にリリースしたアルバム。「蒼き旅烏」「クソったれのテーマ」「社会人ファイター」など、迫力のナンバーを多数収録。
4人組パンク・バンド、怒髪天の2003年リリース・アルバム。男気溢れるR&E(リズム&演歌)で魂の底からアツくさせられる楽曲が満載。「北風に吠えろ!」「雑草挽歌」「小さな約束」などライヴでもお馴染みの名曲を多数収録。
メンバー自身“バンド史上最高のパーティ・チューン”と言って憚らない自信のラブ・ソングを収めた25周年記念シングル。一度聴いたら忘れられないキャッチーなコーラス、美しい泣きのメロディなど聴きどころ満載。
活動休止時期はあったものの結成25周年となるアラフォー世代、働き盛りのバンドのアルバム。エッジの利いたロック・サウンドに、歌われるは額に汗し労働する男の姿。不況の昨今、蟹工船が流行ったりとタイムリーな内容で、どこか勤労意欲の沸く一枚である。
クラッシュの『ロンドン・コーリング』を思い出すジャケで、直接的には無関係だがパンクなミクスチャー感覚は近い2曲。「労働CALLING」はスカを絡めつつ歌詞も含めてロシア民謡の「一週間」の現代日本解釈と言える。「鉄砲玉ぶるーず」も速めで無骨だが聴きやすい“ロック歌謡盤”だ。
キャリアはベテランだが、やる気と熱さはルーキー級。“男”“人生”“酒”など得意なテーマをさらに掘り下げ、サウンドはロケンロールからダンサブルまで幅広い。ギターウルフのセイジ、クラムボンのミト、ビークルのケイタイモなどゲストもノリノリでプレイ。
暑苦しいまでの猪突猛進ロック、七転び八起きイズムで突っ走る魂の応援歌=怒髪天スタイルは20年以上も不変である。男よ飲め! と連呼する1曲目をはじめ、酒をテーマにした4曲入りのこのシングル。持ち前のR&E(ロック&演歌)の見本のようなCDですよこれは。
表題の時期にインディから出した音源の中から、オムニバス盤で発表したものも含むベスト選曲CD。“リズム&演歌”とも呼ばれるが、日本語のパンク調ロック音楽の王道で一貫。発売に際してのメンバーのインタビューも掲載の24ページのブックレット付きだ。
ソリッドかつ小気味好いバンド・サウンドに、男汁の滲み出たヴォーカルが乗る。冴えない男の喜怒哀楽、そして果てなき夢を綴るとともに、人生のささやかな輝きを自嘲気味に具現化。ダサいと思うヤツは思えばいい。だが、1年ぶりのアルバムにはリアルな魂の叫ぶが刻まれている。
熱血大河“犬”アニメ『銀牙伝説WEED』(原作・高橋よしひろ)と怒髪天がコラボレート。怒髪少年少女合唱団とともにたぎる想いを熱くぶつけるオープニング(1)、スケール感と友情に満ちあふれたエンディング(2)に込められた漢(おとこ)の魂!
リズム&演歌を旗印に男の生き様と人生を悲哀を歌い続ける、怒髪天 のシングル。もちろん今回も頼れる兄貴として、熱いメッセージを小気味好いサウンドに乗せている。特にTVドラマ『アストロ球団』の挿入歌(3)に、血が全身を駆け巡らないヤツは男じゃない!
メジャーでのファースト・フル・アルバム。サウンドも言葉も男臭く、そういった意味(絶滅危惧)をタイトルで表現している。“男っぽい”と“バカ”は紙一重なので用心が必要だけど、彼らにはインテリジェンスを感じる。サウンドも一本調子じゃないし。★
前作『握拳と寒椿』に続く“花と漢”シリーズ後編。典型的な元気でやんちゃなニッポンの4ピース・ロック・バンドらしいエネルギッシュな一枚に仕上がった。ゴリゴリ押してくるので一本調子と思いきや、意外と細かいアレンジの妙もあって思わずニヤリ。