制作・出演 : 書上奈朋子
アリアアリア
昨年惜しまれながら引退した世界的オーボエ奏者、宮本文昭の意欲的なアルバム。誰もがどこかで聴いた魅力的なクラシックのフレーズをベースに、オーボエの多重録音、プロデューサーである書上奈朋子(エキセントリック・オペラ)のヴォーカル、シンセサイザーが溶け込んだ、独特の浮遊感ただよう音世界が、聴くものをうるおいの世界に引き込みます。リード・トラックとして、ディープ・フォレストのエリック・ムーケによるプロデュース曲「Magic in the Air」を収録!ボーナス・トラックとしてNHK連続テレビ小説「あすか」のテーマ曲で話題となった「風笛」鳥山雄司リミックス曲を収録しています。
Psalm 詩編Psalm 詩編
彼女の音楽は、ヴォーカリストとしての能力に発するものなのだと実感させられる一枚。一癖あるヴォーカルは、裏に澄んだ響きの要素をたっぷりと隠しているし、言葉の取り扱いすら音楽的な官能性に基づいている。真性のヴォーカル・ファンに強くお勧めしたい。★
愛のロマンス愛のロマンス
女性5人によるア・カペラ・グループの第5弾。彼女たちのアンサンブルの密度も高いが、プロデューサーも務める書上奈朋子の編曲が、新鮮だ。音の浮き上がらせ方や混ぜ方、音の強弱、クレッシェンドやデクレッシェンドなど実にうまい。奥行き感があって、気持ちがいい。
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