制作・出演 : 木住野佳子
制作・出演
MartinValek / VladmirKlansky / VladmirKroupa / ダニー・ゴットリーブ / ニルソン・マッタ / バシリ・ジョンソン / ホメロ・ルバンボ / 木住野佳子7年前に続く2枚目のベスト・アルバムとなる作品である。ピアノ・トリオはもとよりストリングスまでを含めたフォーマットに、彼女のさまざまな面をみることができた。全曲通じての印象は詩情あふれるものだ。代表的なのは「おやすみ」で、ピアノを慈しむように流れる弦と彼女の深い音の紡ぎに引き込まれるだろう。
名盤シリーズ“JAZZ the BEST”日本人アーティスト編。GRP初のインターナショナル・アーティストとなった女性ピアニスト、木住野佳子のデビュー盤。女性らしい繊細なピアノ・タッチと叙情的な演奏が魅力だ。
ピアノ・トリオにストリングスなど、いくつかのフォーマットでさまざまなジャンルの曲が演奏されている。哀愁漂うチェロがバックに流れる「Jealousy」、 CMの書き下ろしで可愛らしい曲「少女のワルツ」、名曲「シチリアーノ」など、この人らしく、やさしくて美しく、内に秘めながらの丁寧なプレイが好ましい。
そのリリカルなピアノで人気の女性ピアニスト、木住野佳子のクリスマス・アルバム。ピアノ・トリオで、聴き慣れたメロディが、ジャジィに演奏されていく。クリスマス・ソングはメロディの美しい曲が多く、そんな意味でも彼女にピッタリの素材になっているといえる。
ストリングスを配したボサ・ノヴァ・ジャズ・ピアノ集。「おいしい水」他ボサ・ノヴァの名曲と木住野のオリジナル曲が、彼女特有のエレガントで透き通ったタッチにより紡がれていく。叙情性だけではなく、時には力強く、ジャズの醍醐味を十分に味わえる。
デビュー10年を迎えた木住野のアルバム。メンバーを二つのトリオ編成に振り分け、(9)は安カ川とのデュオ、(10)ではソロも披露。選曲はジョビン、ポーター、バカラックからビートルズまでオール・スタンダードで固めたが、(2)をいきなり変拍子で聴かせるところもたまらなく良い。★
プラハ出身のムラーツ、ズボリルとトリオを組み、当地のストリングス・カルテットとも呼応しあうような共演が実現した1年半ぶりの必聴作。大国の思惑に翻弄され、今なお複雑な紛争に囲まれる東欧の小国から発せられた、ピュアで力強く重く響くプレイは心にしみた。★
初のベスト・セレクション盤。本人自身が伸びやかで優雅なタッチの音色に酔いしれ楽しんでいるようで、それがとても聴き心地よい。さらに自作の(1)(6)(9)(10)(13)(14)では力強く大胆なきっぷの良さを際立たせている。そんな贅沢な聴き比べもできるセンスのいい構成である。
もともとブラジル音楽が好きだった木住野が全編ボッサ・テイストの作品を完成させた。米国在住のトップ奏者が繰り出すブラジリアン・リズムに乗って、歌心あふれるピアノ演奏。オリジナル曲(1)はメロディが秀逸で演奏も素敵。(7)(10)ではアンニュイな彼女の歌声も聴ける。