音楽むすび | 制作・出演 : 杉浦充

制作・出演 : 杉浦充

琴が奏でるおめでたい調べ 決定盤琴が奏でるおめでたい調べ 決定盤

美しき琴が奏でる「春の海」「さくら」ほか、日本を代表するおめでたい曲を収録した決定盤! 美しき琴の独奏による、おめでたい時には最適な1枚!何時の時代にも色褪せない、永遠の名曲ばかりを収録しました。 【アルバム内容】 和楽アンサンブルを始め、さまざまな邦楽アンサンブルのメンバーとして、そしてソロ演奏にて、 全国各地、世界各国で公演を重ねている杉浦充による琴独奏のアルバムです。 本作の制作意図は、おめでたい時やお正月に欠かせない琴の音色を、より多くの方にお聴きいただければとの思いからスタートしました。 またCDとして、おめでたい時に特化した収録曲で構成された物、さらにそれを新しい録音でとなるとほとんどありません。 本作は、おめでたい時やお正月ならではの定番曲を、杉浦充のフレッシュで情感豊かな演奏でお楽しみ頂ける一枚です。 【本作に寄せて】 琴の音色にお正月というイメージを多くの方が持たれますが、お正月に特化したテーマ、コンセプトで制作されたCDは 殆どなかったのではないかと思われます。今回「お正月」を主題としたCD制作のお話をいただき、曲目、曲想を選定する上で プロデューサー氏ともども一番腐心したのは「らしさ」をより際だたせることでした。 「お正月」らしさ。そして「日本」らしさ。 本作の何曲かは古典箏曲の一部を用いて収録していますが、忠実に元々ある曲を独りで再現し収録するのではなく、 「お正月」の持つひたすら清浄で平和なひとときにふさわしい雰囲気を演出したいと願いつつ工夫して演奏いたしました。 他の収録曲においてもその点に一番の重心を置いています。 おとそやおせちを楽しみながらご家族、ご友人との団らん・・・その後ろで、 このCDが、日本人が一番日本人でいられるひとときの一助になればこの上ない幸せです。 ーー杉浦 充 【収録内容】 (収録時間 55:23) 1.春の海(作曲:宮城道雄/琴二重奏)   お正月のテーマソングとも言える曲ですが、通常は尺八と琴の二重奏で演奏される事が多くあります。   今回は琴のみの二重奏で、二つのメロディーがきちんと聞こえる様に工夫しました。 2.さくら(編曲:藤井凡大/琴独奏)   日本を代表するメロディーと言えばこの曲です。   通常は後半に向けてかなりテンションもテクニックも上がって来る構成になっていますが、今回はそれを抑えてゆったりと演奏しました。 3.一月一日(作曲:上真行 編曲:杉浦充/二十絃独奏)   二十絃の独奏曲としてアレンジしました。もともとのメロディーラインの美しさが、より印象的に伝わって来ます。 4.六段(作曲:八橋検校(伝)/琴独奏)   琴の名曲です。現在は通常「D」を基準に調絃を取る所、古来それよりも低い音を基準に演奏することが多かった為、   今回もそれに従って一音低い「C」で調絃しました。より落ち着いた、清らかな雰囲気になっています。 5.初日の出(作・編曲:杉浦充/二十絃独奏)   今作の為のオリジナル新曲です。とてもメロディーが美しい曲で、タイトルを具現化した曲調です。 6.千鳥の曲(作曲:吉沢検校/琴二重奏)   「六段」と並ぶ名曲です。雅楽からヒントを得たと言われる独自の調絃により、雅びで華やかな旋律の絡み合いが聴き所です。 7.早春賦(作曲:中田章 編曲:杉浦充/二十絃二重奏)   二十絃の二重奏により、豊かなハーモニーに仕上がっています。メロディーラインの美しさも伝わって来ます。 8.今様(日本古謡 編曲:杉浦充/二十絃独奏)   今様とは、平安時代に生まれた現代風の歌という意味です。ともすればマイナー調になりがちな曲調を、哀愁ある美しい調べに仕上げました。 9.春の曲(作曲:吉沢検校 手事(器楽)補作:松阪春栄/琴二重奏)   「千鳥の曲」と同じく、二重奏で録音しました。新年にふさわしい華やかな曲調に仕上がっています。 10.お正月(作曲:滝廉太郎 編曲:杉浦充/二十絃二重奏)   子供たちの愛唱歌であるこの曲のメロディーや雰囲気を、より大切にしたアレンジと演奏を心掛けました。 ※琴は二十絃と、日本の代表的琴である十三絃を使用しました。十三絃は伝統的な音階の曲に適しています。二十絃は洋楽的な音階にも適しています。

和カフェ〜和楽器による夏の歌〜和カフェ〜和楽器による夏の歌〜

J-POPの大ヒット曲に加えて、「越中おわら節」、夏の唱歌メドレーも収録。 ■アルバム内容 近年静かなブームである「和」。抹茶ラテ等、和と洋をミックスしたものが多数登場しています。 その様な世相を反映して誕生した、“和楽アンサンブル”。このユニットは、純邦楽の若手実力派達が、日本人でありながらあまり聴く機会のない和楽器の魅力と、その響きの美しさに、より気楽に触れてもらいたいとの思いから結成しました。本作から和楽器と純邦楽に関心を持つ方が増えて行けばうれしく思います。 また、カフェ・ミュージックというジャンルが出現し、定着しましたが、和のインテリアや飲食に合うカフェ・ミュージックとして、この“和カフェ”シリーズが定着すればと考えております。 今作は2010年3月3日リリースの「和楽器による春の歌」に続くリリース第2弾です。 2曲目の「夏祭り」には長唄の「大薩摩」、8曲目の「花火」には下座音楽の「佃の合方」を挿入する等、随所に邦楽の隠し手を盛り込む等、聴き応え十分なアレンジを施しています。 さらにアレンジに関しては、洋楽器でのアレンジをそのまま和楽器に当てはめるのではなく、あくまで和楽器の特性を生かして、再構築しました。 今後このシリーズは「和楽器による秋の歌」「冬の歌」に続いて行きます。日本発のカフェ・ミュージックにご期待下さい。 ■収録曲 1. 少年時代 井上陽水作の1990年発表の作品。二十絃箏と胡弓のアンサンブルが美しい仕上がりです。 2. 夏祭り[「大薩摩」(長唄)入り] Jitterin' Jinによる1990年発表の作品。和太鼓と三味線が大活躍するこの曲は。三味線ソロで歌舞伎で演奏される長唄の「大薩摩」、そして最後に三味線二挺により「すががき」という裏打ちのリズムで追いかける奏法が使われています。 3. 越中おわら節 富山県の民謡。胡弓をフューチャーした有名曲であり、毎年9月1日〜3日に行われる「風の盆」でも演奏されます。歌舞伎で使われる、掌に乗るほど小さな竹笛を数本並べた「虫笛」が演奏に使われています。 4. 夏色 ゆずの1998年発売の作品。十七絃の箏の伴奏に、尺八と三味線パートが絡み、そこに小鼓とかけ声が日本の夏を演出しています。 5. 真夏の果実 サザンオールスターズの名曲。二十絃・十七絃の箏と胡弓のアンサンブルが気持ちいい仕上がりです。 6. 童謡メドレー(夏は来ぬ〜海〜夏の思い出〜われは海の子〜椰子の実) 尺八の「夏は来ぬ」から中棹三味線の「海」、篠笛による「夏の思い出」、太棹三味線が低音を奏でる「われは海の子」、琴のアルペジオに尺八、胡弓、三味線が絡む「椰子の実」まで、多彩な仕上がりです。「海」では鳴物が川の流れや、水辺の風景を描写する際に使われる「波音(なみおと)」を演奏しています。 7. 浪漫飛行 米米CLUBの90年発表の作品。十七絃の低音に支えられて尺八が活躍しています。なお三味線が、川の流れや水辺の風景を描写するのに使われる「佃の合方」の手法をアレンジして演奏しています。 8. 花火[「佃の合方」(下座音楽)入り] aikoが1999年に発表した作品。鳴物が川の流れや水辺の風景を描写する際に使われる「波音」と「花火的効果音」を演奏しています。さらに歌舞伎で隅田川の流れを表す三味線の「佃の合方」が挿入されています。 9. 渚のバルコニー 松田聖子が1982年に放ったヒット曲。ここで使われている胡弓は従来の三弦のものではなく、四弦に改良されたものを使っています。また箏も従来の十三弦のものではなく、二十弦のものを使っています。 10.RIDE ON TIME 山下達郎による1980年の作品。十七絃に乗せて篠笛がフューチャーされた仕上がりです。 11. シーズン・イン・ザ・サン TUBEが1986年に発表した作品。和風ボサノバとも言える仕上がりのこの曲は、ざるに入れたアズキを揺らす波の音から、「ささら」と呼ばれる竹にたくさんの割れ目を入れた和風ギロなど、日本の鳴り物が活躍しています。 尚、収録曲のコメントは本アルバムのライナーノート(森重行敏氏)から一部引用しました。

和カフェ〜和楽器による春の歌〜和カフェ〜和楽器による春の歌〜

初登場!! 純和楽器アンサンブルによるJ-POPカヴァー集! 美しい和楽器の響きは、極上のジャパニーズ・カフェ・ミュージックです。 「和カフェ〜和楽器による春の歌〜」 演奏:和楽アンサンブル 上原潤之助(三味線・バンドマスター)、杉浦充(箏:十七絃&二十絃)、木場大輔(胡弓)、佃康史(尺八・笛)、長田伸一郎(邦楽打楽器) アルバム◆ライナー&曲解説付き 2009年12月東京にて録音 ■収録曲 (オリジナル歌手) 1.桜坂:尺八・琴(福山雅治) 2.チェリー【「四丁目」(下座音楽)入り】:笛・琴・三味線・鳴物(スピッツ) 3.なごり雪【「雪の合方」(地歌)入り】:琴・三味線・胡弓・鳴物(イルカ) 4.赤いスイートピー:笛・琴・鳴物(松田聖子) 5.童謡メドレー【朧月夜〜春の小川〜どじょっこふなっこ〜花〜朧月夜】:尺八・笛・琴・三味線・胡弓・鳴物 6.さくら【「梅は咲いたか」(俗曲)入り】:笛・琴・三味線・胡弓・鳴物(森山直太朗) 7.終りの季節:琴・三味線・胡弓(細野晴臣) 8.春なのに:尺八・笛・琴・鳴物(柏原芳恵) 9.春よ、来い:尺八・琴・三味線・胡弓・鳴物(松任谷由実) 10.春一番:尺八・笛・琴・三味線・胡弓・鳴物(キャンディーズ) 11.元禄花見踊:尺八・笛・琴・三味線・胡弓・鳴物(長唄) 12.微笑がえし:尺八・笛・琴・鳴物(キャンディーズ) 日本人でありながらあまり聴く機会がない、和楽器の魅力にもっと気軽に触れてほしいとの思いから、純邦楽界の実力派達によって結成された注目のユニットです。アルバム内容は今までありそうでなかった、春にふさわしいJ-POPの名曲を中心にピックアップしました。箏と尺八の美しい響きによって奏でられる「桜坂」。邦楽打楽器のリズムが気持ちいい「チェリー」(純邦楽曲で有名な“四丁目(しちょうめ)”のメロディーが挿入されていますが、これが「チェリー」の曲調にとてもうまくブレンドしています)。アルバムはおしゃれな“和カフェ・ミュージック”に仕上がっていますが、曲の中にさりげなく邦楽の「決まり手」を盛り込んでおり、深く聴こうとすれば、かなり深く聴ける内容になっています。また、収録曲の中には春をテーマにした純邦楽の名曲「梅は咲いたか」「元禄花見踊」を入れました。J-POPと共に純邦楽の名曲にも触れて頂けます。 和の響きが気持ちいい、極上のカフェ・ミュージック。ゆったりおいしいお茶を飲みながら楽しんで頂ける一枚です。

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