制作・出演 : 東京混声合唱団
日本合唱曲全集 日本抒情歌/ 林 光 作品集2日本合唱曲全集 日本抒情歌/ 林 光 作品集2
原曲の姿を出来るだけ生かす手法によっているが林氏によれば、これは「敬愛する諸先輩たちに、いくらかの批判をこめつつ捧げるオマージュ」だそうで、これは何よりも歌の本質に一家言持つ氏の自信の表白だろう。一聴、自然で気持ちの良い編曲だ。
日本合唱曲全集 合唱のためのコンポジション 間宮芳生 作品集日本合唱曲全集 合唱のためのコンポジション 間宮芳生 作品集
間宮芳生のソウル・ミュージックとも言える「合唱のためのコンポジション第1番」は初演以来40年たった今も刺激的だ。アマチュア合唱団の意欲をかきたてる作品だが演奏は難しい。東京混成合唱団の歌唱は理想的なお手本であり、しかも音楽の愉悦がある。
日本合唱曲全集 現代合唱曲全集 2日本合唱曲全集 現代合唱曲全集 2
天台声明をベースに作曲した黛敏郎の(1)、折口信夫の「死者の書」から作曲された野田暉行による(4)など現代合唱の話題作を収めている。録音は約20年前だが、死と生命の深い部分を見つめる眼差しは現代に生きる私たちへのメッセージにも聴こえる。
日本合唱曲全集/野田暉行作品集日本合唱曲全集/野田暉行作品集
野田暉行(40年生まれ)が78,81年に編んだ2曲。蓬莱泰三の内実性あふれる詩に作曲された「青春」、有明の海の神秘を情感豊かに歌い上げた川崎洋作詞の「有明の海」も、田中信昭と東京混声合唱団の純度の高い響きを得て、おそらく最良の姿を現している。