制作・出演 : 東京都交響楽団
現代日本の音楽名盤選 1現代日本の音楽名盤選 1
ドイツの後期ロマン派そのもの、まったく純真な交響曲から、次第に「大人の味」を加えた作品に至るまで、等閑視されがちな作品の再認識を迫る1枚。その論理性と構成力は、やはりこの作曲家の才能が本物であったことを示す。キメ細かくも暖かな演奏が秀逸。
現代日本の音楽名盤選8 マージナリア現代日本の音楽名盤選8 マージナリア
日本が世界に誇る、といっても言い過ぎではない武満徹のオーケストラ作品を集めた1枚。古典的な意味でのオーケストラばかりでない潤沢な音素材を用いて、透明でイマジネーション豊かな音楽が生みだされる。収録曲は少ないが聴きごたえ十分。
現代日本の音楽名盤選 11現代日本の音楽名盤選 11
単なる刺激的な音響を求めずに、平穏でおだやかな空気を求めた柴田南雄の作品集。構造的に一番親しみやすいのは(1)であり、(2)も独特の静けさと不思議な響きをもっている。(5)は日本の伝統への接近が見られる、やや奇異な気分のする作品である。
現代日本の音楽名盤選 13現代日本の音楽名盤選 13
日本の偉い作曲家先生方のシリーズ13枚め。松村禎三の70年代の作品。解説には“絶対者を意識した人間の行為として”の作曲、といった重厚、深遠な雰囲気のすごい言葉が並んでいるが、音楽も同様な雰囲気に溢れる。この手の語り口の好きな人向け。