制作・出演 : 東京都交響楽団
朝比奈隆メモリアル・ボックスブルックナー交響曲全集朝比奈隆メモリアル・ボックスブルックナー交響曲全集
朝比奈隆が80年代にさまざまな場所でいろいろなオケと演奏したブルックナーの交響曲を全集としてまとめたもの。最も充実していた時期の朝比奈のブルックナーがここにあるといってよいだろう。特に83年の東京カテドラルでの大フィルとの7番と8番は記念碑的演奏だ。特典盤として付けられている朝比奈隆が宇野功芳を相手にブルックナーについて語った録音(約50分間)も興味深い。
別宮貞雄:チェロ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲別宮貞雄:チェロ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲
うっかりするとほとんど後期ロマンのような作品に聴こえるが、これらは69年と97年の作品。この時期にそうした曲を書くというのは、骨があるというのか何というか、ともかく確信犯ではある。演奏にはある種の“ひたむきさ”がよく出ているけれど。