昨年8月8日の独演会での録音。五十路に入って“刈り入れ”の時期を迎えた文珍らしく、たたみこむようなテンポの良さは変わらないが、サラリとした味わいがそこここに感じられ、噺を包み込めるようなスケールの大きな藝人への第一歩を踏み出した。