制作・出演 : 浅井直樹
孤高のソングライターがたどり着いた超現実の境地。 それはポップ・ミュージックの彼岸だった。 孤高のソングライターがたどり着いた超現実の境地。 それはポップ・ミュージックの彼岸だった。 1980年代から異色の作品を世に送り続けている唯一無二のシンガー・ソングライター、浅井直樹の通算4作目のアルバム。 美しいメロディー、透明感に満ちたギター、シュールな現代詩、アングラ演劇などが渾然一体となり、 うっすらとした恐怖や狂気までもが立ちこめているこのアルバムは、もはやポップ・ミュージックの閾値を超えている。 前作に続き、数多くのCMソングで活躍中の平沢なつみ、新進気鋭のソロ・ユニット kiss the gambler のかなふぁん等を サポートに迎え、弦楽三重奏や大胆なエレクトロニカも導入されつつ、 エンジニアは三木肇、マスタリングは中村宗一郎、ディレクションは柴崎祐二で、 実に野心的な作品に仕上げられている。
ポップと実験、ユーモアと狂気、 レトロとモダンが乱反射する万華鏡ワールド! 浅井直樹、通算三作目となるアルバムは80年代ネオアコ、90年代渋谷系が 唯一無二のサイケデリック・ポップスへと昇華したような 珠玉の12曲が咲き乱れる不思議の庭! 1988年、二十歳の美大生によってひっそりと自主リリースされた『アバ・ハイジ』は 長い年月を経て海外のディガーやブロガーによって発掘・紹介され、2019年には奇跡のリイシューが実現した。 その後2021年に発表された実に33年ぶりとなるセカンド・アルバム『ギタリシア』は、 その特異な音楽性が多くのライターやミュージシャンに評価され、大きな話題を呼んだ。 そして2022年、早くも浅井直樹からの新作が届く。巧みなソングライティングによる流麗なメロディ、 透明感に満ちたギター、超現実的なリリック、まろやかで虚ろなボーカルは健在ながらも、 今回は特に80年代英国のネオアコ/ギターポップ調の色彩がひときわカラフルに散りばめられた作品となっている。 ザ・スミスやモノクローム・セット、アズテック・カメラやペイル・ファウンテンズなどが再解釈されたようなサウンドでありつつも、 同時にそうした音楽に回収されない唯一無二の存在感を放つ高性能ポップス。 ネオアコの清涼感とアングラ音楽の陰影とが奇跡的なバランスで同居する珠玉の12曲だ。 録音には、ソロ・プロジェクト「浮(BUOY)」で活躍中の米山ミサ、平沢なつみ(に角すい)といった女性ボーカリストを始め、 かつて『アバ・ハイジ』のレコーディングを支えた盟友の松澤隆志(Dr)、芳賀紀夫(Ba)も参加。 ディレクションは柴崎祐二、録音/ミックスは三木肇、マスタリングは中村宗一郎が手掛け、堂々のサード・アルバムがここに登場した。