制作・出演 : 清水ミチコ
バッタもんバッタもん
大物シンガーの勝手な新曲、日本を代表するシンガー・ソングライターの架空ラジオ番組など、卓越したパロディ・センスにあふれた8枚目のアルバム。「私の80年代メドレー」の清志郎の愛あるモノマネ(激似!)に感涙。とボーナス・トラックに矢野顕子とのライヴ音源を収録。
リップサービスリップサービス
タイトルどおり盛りだくさんの一枚。有名アーティストの勝手な新曲やモノマネ講座、貢献し得ないチャリティ・ソングなど次々に綴られる曲は爆笑を誘う。芸歴の長さゆえさすがと頷かせられるわけだが、それもこれも彼女の音楽家としてのセンスがあってこそ。
飴と鞭飴と鞭
92年の5作目。モノマネと替え歌をミックスした“冗談音楽”も時代性を感じさせて面白いが、ピアノ弾く清水も作詞作曲したオリジナル曲が興味深い。歌声にグッとくるのだ。原宿ルイードのライヴの(8)〜(13)では別の角度から芸の深さを味わえる。(15)(16)を追加。★
歌のアルバム歌のアルバム
じつに『飴と鞭』(92年)以来となる6作目。松任谷由実((3)での“スピリチュアル”の発語が、じつにユーミン)、森山良子、矢野顕子、桃井かおり、平野レミ、綾戸智絵など、本人以上に本人な物真似が毒気混じりに楽しめる。(5)(8)での彼女は、ほとんどタモリ。★
幸せの骨頂幸せの骨頂
人呼んで女タモリ。ひたむきなぶんだけタモリよりも上である。躁的女性の代表格(楠田枝里子、幸田シャーミン、黒柳徹子etc.)と鬱的女性の代表格(戸川純、吉田日出子、桃井かおりetc.)を組んずほぐれつさせる所が彼女の醍醐味。毒気もなかなか。
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