制作・出演 : 湯川潮音
約2年4ヵ月ぶりの4枚目のオリジナル・アルバム。演奏もしているクマ原田(元ペンギン・カフェ・オーケストラ)のプロデュースが奏功し、やわらかい音が舞うように鳴っていて、彼女の歌声が一層解き放たれているように聴こえる。多彩な曲をゆっくりと包容しながら場の空気を変える力もさすが。
サード・アルバムは、全曲カヴァー集。それもオアシス、ガンズなど超有名ロック・バンドの曲が中心という意外な選曲で、どれもオリジナルとはかけ離れたサウンド・プロダクションがなされている。70年代初頭のシンガー・ソングライター的な生成りのサウンドで、温かみと悪戯っぽさが同居している。
音楽活動のひとつのきっかけとなったロンドン郊外で、自分自身ともう一度向き合い、アコースティックに徹して制作されたセカンド・フル・アルバム。Polarisのオオヤユウスケや元L⇔Rの黒沢健一による楽曲も収録。湯川の持つ稀有な歌声が躍動している。
NHK『みんなのうた』に起用された、湯川潮音のシングル。彼女の澄んだ歌声とゆるやかな雰囲気が、ぴったりはまる心地良いナンバーだ。カップリングには、童謡「赤い花白い花」のカヴァーが収録されていて、幅広い世代で楽しめる。
東野翠れんとの共著『風花空心』でも話題を呼んだ女性シンガー・ソングライター。ミニ・アルバムとしては『紫陽花の庭』に続く第2弾で、クリスマスから春が目覚め始めた頃までの風景と人間と気持ちをスケッチする。静かに、繊細に主張する6曲だ。
美しい唄声で注目される東京出身の女性シンガー・ソングライターのメジャーからは初となるミニ・アルバム。彼女の楽曲、そして唄の魅力への敬愛が感じられる抑制の利いたサウンド・メイキングがなされているのが感じられる、初回限定盤のみ紙ジャケット仕様。
メジャー1stアルバム。永積タカシ作曲の「緑のアーチ」や岸田繁の「裸の王様」、ジェームス・イーハのプロデュースによる「蝋燭を灯して」など、彼女の美しいソプラノ・ヴォイスを生かした温かみのある楽曲が満載。
発売元
ユニバーサルミュージックヨーロッパを中心に国際的な活躍をしている彼が、日本の個性派ヴォーカリストを迎えたオリジナル・アルバム。世界水準の高品位なヒーリング系エレクトロニカ・サウンド。原田郁子やハナレグミ、細野晴臣などが参加。
ファースト・フル・アルバム。美しくピュアなソプラノ・ヴォイスと豊かな表現力を持った秀逸な歌い手で、本作はチェロやハープを多用した繊細かつナチュラルなサウンドと彼女の声が見事に溶け合い、独自のファンタジックな世界を築き上げている。傑作。★