制作・出演 : 由紀さおり・安田祥子
いまやクリスマス・ソングといえば山下達郎をはじめとするオリジナル曲が幅を利かせているが、こちらは古くから歌われてきた外国産の定番もの。伝統のある楽曲だけに、結局はこういうオーソドックスな歌唱に行き着く。その分だけスリルに欠けるけれども。
由紀さおりと安田祥子姉妹がウィーン少年合唱団と共演した、ウィーン録音のアルバム。ドイツ民謡やウィーンゆかりの作曲家の曲などを取り上げ、双方とも日本語で歌っている。心温まる珠玉の一枚だ。
由紀さおり・安田祥子の童謡コンサート開催2000回を記念した企画アルバム。自身初となるオーケストラとの共演で、「故郷」「浜辺の歌」といった童謡はもちろん、ミュージカル曲「メモリー」やパッフェルベルの「しあわせのカノン」などを披露している。
2人で童謡や唱歌を歌い始めてから20周年となる2005年発表の記念シングル。表題曲は河口恭吾の作詞作曲による純愛ソング。カップリングはNHK『われら生きもの地球紀行』のテーマ曲。
童謡や唱歌を歌い始めてからの20周年を記念した企画ベスト・アルバム。コンサート会場やインターネットでのアンケートから集計された人気曲を厳選収録。人気姉妹の20年を凝縮したような内容の濃い1枚。
塚田佳男のピアノのみという実にシンプルな伴奏だが、二人の歌唱力を味わいながら歌の世界を楽しむにはこれがいちばん。きちんと唄える人同士がからむのだから、安心して聴けます。異色(?)の作品と思えた(15)の味わい深さには、いいメロディであることをあらためて実感。
主に“団塊の世代”が小・中学校で聴き、歌った思い出の曲を、安田姉妹のサウンドで再現したアルバム。そのまま女声合唱できるアレンジの4作品を含み、聴いて楽しむだけでなく実用性も高い。
皇太子妃・雅子様を祝福してコンパイルされた、安田・由紀姉妹の子守歌を集めた記念アルバム。日本民謡から「こんにちは赤ちゃん」、ロシア民謡、クラシックまでと幅広く収録した。
“舶来”モノ、なんぞという言葉の響きが懐かしく感じられる世代も減りつつある昨今、21世紀まで歌い継がれていくような曲ばかりを集めたアルバム。ぬくもりある澄んだ声と背筋がピ〜ンと伸びてる歌い方、この二人だからこその“唱歌”という気もしますねぇ。
近ごろは童謡姉妹としてお馴染みの2人が歌う、ジャパニーズ・ポップスのスタンダード集。オリジナルの妖しさが微塵も感じられない(1)や(6)、これはハマりの(4)、見事に歌唱に変身した(7)など音楽というのは作品が一人歩きして生き残っていくのだと感じた。