制作・出演 : 米倉千尋
アニメ・ソングを中心に活躍してきた女性シンガー・ソングライターによる、ファン・リクエスト15曲+自選13曲+新曲2曲収録の15周年記念ベスト盤。歯切れのよい歌声が映えるパワフルなナンバーから、渇いた心を潤すようなバラードまで、クオリティの高さがはっきりと感じられる。
影山ヒロノブ、LINDBERG再結成の川添智久、奥井雅美らを招いた2年半ぶりのオリジナル・アルバム。生きることに対する夢と希望を歌う「スピカ」「Be ambitious!」、出逢いの奇跡を歌う「Smile Go Happy〜君に贈る言葉〜」ではその美メロで、ソングライターの才能も覗かせる。特に「Smile〜」は、広大な宇宙を思わすアレンジとファン参加のコーラスが感動的。
過去のアニソンをカヴァーした企画盤。最も古いナンバーが85年の「水の星へ愛を込めて」ということで、当時はアニソンが一般の楽曲と遜色なくなってきた時代(ちなみに「水の星へ愛を込めて」はニール・セダカのカヴァー)、米倉千尋が各曲に新たな息吹を吹き込むことによって、さらなる名曲に仕上がっている。
素直なキャラクターと音楽性がまぶしい女性シンガー・ソングライターのフル・アルバム。タイトルどおり、多彩な楽曲にカラフルな音作りが施されているが、それがかえって歌い手のキャラクターを強調している気がする。もう少し色気がにじめば、さらに良かった。
『ガンダム』『仙界伝封神演義』の記憶がまだまだ残るなか、米倉千尋もすでにデビューから10年になった。ラジオのパーソナリティなどでも親しいその語り口調そのままのような、力強さと優しさを感じさせるカラフルで肌触りのいいヴォーカル・アルバムだ。
完全版コミックや、DVD-BOXの発売などのリヴァイヴァル・リリースで話題となったシリーズの決定打的シングル。「WILL」「FRIENDS」の作家陣が新たに『封神演義』のイメージで書き下ろした楽曲や、ライヴ・ヴァージョンなどを収録。
10周年記念アルバムの次に発売されるアイテムは、2005年6月発売のPS2ソフト『不思議遊戯〜玄武開伝 外伝〜鏡の巫女』のOP&EDテーマ。不動の人気を誇る原作の世界を表現した切なく、そしてゴージャスな楽曲となった。
卒業や別れ……そして新たな希望や旅立ち。“春”という季節にふさわしい想いの風景を11編の歌に込めたのが本作。ガチガチなコンセプトじゃないぶん、季節感の違いや趣旨とは視点の異なる歌もあるとはいえ、全体を通し聴き手の心へ優しくも力強い勇気を与えゆくのは確かだ。
『週刊少年マガジン』連載、真島ヒロ原作の『RAVE』のアニメ化に合わせたテーマ曲マキシ。レイヴという不思議な力を持つ石をめぐっての冒険談。磨きのかかった米倉千尋のヴォーカルに注目。
ヒット曲を連発しながら、女性アーティストとして確固たるポジションを確立しつつある米倉のベスト・アルバムだ。聴くもののこころをとらえてはなさない彼女のヴォーカルの魅力を堪能できる。