音楽むすび | 制作・出演 : 華原朋美

長期休養に入ってしまった華原朋美の最新マキシ・シングル。ミディアム・バラードといった作りだが、前々作から自分で書いている詞が、すべて別れた恋人への恨み言に聞こえるのが恐い。2曲とも2パターンのリミックスを収録しているのは豪華。

全曲の歌詞を自分で書いた最新作。ヴォーカルが痛々しく聴こえるしなんだかデンジャラスである。凄い空気感に驚き。持っていかれた。とりたてて興味ある人じゃないんだけど(ただ彼女の声質は大好き)、「ともちゃん、がんばれ!」と言ってみたくなるおれ。

「as a person」に続く、新生・華原朋美、第2弾シングル。自身による詞は、前向きに生きていこうというポジティヴな提案を歌っているが、前作もこの曲も妙に彼女自身にオーバーラップしてしまって、聴いていてどこか居心地が悪い。

移籍第1弾アルバム。もちろん、全曲が小室哲哉作詞・作曲・プロデュース。アレンジはポップスという路線を踏まえながらも、さまざまなところで実験がなされている。シングル曲(4)(8)はアルバム・ヴァージョンで収録されており、新鮮な感覚で聴ける。

ジャケのツーショットも話題の新譜。彼女司会の深夜番組でのコムロとの対談は、30cmの距離が何億光年にも感じられるブットビなパラレル・ワールドだった。このアルバムも聴き手と凄く近いようでいて、実はとんでもなく遠いシロモノ。恐ろしい。